「Windows」と一致するもの

近頃発表されたOQO model 02はなかなか面白そうなPCだ。 CPUは1.5GHz、メモリは1GB、画面は横800ドットに縦480ドットの解像度で、無線・3G・Bluetoothによる通信が可能となっているようだ。 もちろん「PC」と言うだけあって、Windows XPや、どうやらVistaも動作するようなので、出張時の利用に良いかもしれない。 問題は3時間というバッテリーの容量だろうか。

2007年のCESでもMicrosoftのビル・ゲイツ会長が基調講演をしたそうだ。 ">2008年7月に引退することが決まっているゲイツ会長の講演と言うことで大勢の人が集まったようだ。 ただし、来年のCESでもゲイツ会長の講演は続くようだが、来年こそが最後の基調講演となるようだ。

今年の基調講演のテーマは「Connected Experiences」と言うことで、PCを中心とした周辺機器の接続によってどのようなことが経験できるかと言うことらしい。 確かに今のMicrosoftは、PC本体そのものは作っていなくてもOSのWindowsを持っているし、ゲーム機Xbox、音楽プレーヤーZuneと、周辺機器の幅を広げてきている。 Windowsの搭載される機器もPCだけではなくPDAや携帯電話、車、POSやアーケードゲーム機などの組み込み用途にまで広がってきている。 これらは必ずしも全てがネットワークでつながっている訳ではないが、これらを組み合わせたときにどれだけ使いやすく使えるかと言うのはこれから重要になってくると考えられる。

Appleも同様に家庭内のネットワーク化を目指そうとしているようにみえる。 一つのメーカーでホームネットワークのミドルウェア・アプリケーション開発を行っているのはApple、Microsoft、ソニーだけだと言う意見もある。 唯一の日本国内メーカーであるソニーは、PS3がいまいちぱっとしない状況だが、今後どうなるだろうか。 対応製品の数からしてMicrosoftの優位は揺るがないように思うし、同じくMacと言うコンピュータを中心に商品展開していくAppleは、やはり数が理由でMicrosoftに勝つのは難しいのではないだろうか。 そう言う意味ではソニーのゲーム機からと言うアプローチは可能性があったと思うが、結局のところPCに近づいてしまったPS3で戦っていくのはやはり難しいのではないかと感じた次第だ。

Microsoftが依頼した調査により、Windows Vistaの速度はWindows XP並みとする結果が出たそうだ。 また、Aeroによる速度の低下もほとんど無いそうで、場合によっては速くなったそうだ。 この時期に発表すると言うことは、Vistaの悪いイメージを払拭して購入を促そうと言うものなのだろうが、それにしては歯切れの悪いレポートである。 どうせなら、Vistaを使った方が全面的に速くなる、と言うレポートの方が、現にユーザーとしてはその方がありがたいし、購入意欲につながったと思うが、流石にそこまでは出来なかったのだろうか。

この調査では「Windows VistaとXPの応答性の違い」と「Windows VistaでのAeroの有無による応答性の違い」の二つの試験が行われている。 記事ではCPUがデュアルコアのマシンが1つしかない、と書かれているが、それは記事中にある調査レポート(全47ページのPDF)を見ると間違いで、実際には2つである。 また、CPUを見てハイエンドマシンではない、と言うような書き方がされているが、私はむしろメモリやグラフィックスボードの方が効いているのではないかと考えた。 調査レポートから引用すると、各システムの構成は以下のようになる。 参考までに、WIndows Vista CapableとPremium Readyの基準も並べてみた。

応答性調査に使われたシステムの構成
システム名Dell XPS M170Dell XPS 600Hp a1320yHP d4100e東芝 Tecra M4Vista CapableVista Premium Ready
CPUPentium M 760 (2.0 GHz)Pentium D 940 (3.2 GHz)Pentium 516 (2.93 GHz)Athlon 64 X2 3800+ (2.0 GHz)Pentium M 740 (1.73 GHz)800 MHz1 GHz
メモリー1 GB2 GB512 MB1 GB1 GB512 MB1 GB
グラフィックスGeForce Go 7800 GTX (256 MB)GeForce 7800 GTX (256 MB)Radeon Xpress 200 (256MB)GeForce 7300 LE (256 MB)GeForce Go 6200 TE (64 MB)DirectX 9 対応WDDMドライバ対応, DirectX 9対応, 128 MB, ピクセル シェーダ 2.0, 32 ビットの色深度

これを見ると、メモリで気になるのはHP a1320yの512MBと言うことで、グラフィックスボードで気になるのはグラフィックスメモリを64MBしか積んでいない東芝 Tecra M4だろうか。 ただ、Aeroに関するテストはDell XPS M170でしか行われていていない。 Dell XPS M170はちょうど一年前のCESで発表された、当時最強のゲーム環境を持つノートPCだったそうだ。 たった一年前の最新鋭機を使って、3Dのユーザーインターフェースによる応答性の低下が見られないと言われても、それは当然のことのように思える。 個人的には「Windows VistaでのAeroの有無による応答性の違い」の調査はあまり意味のない調査に感じた。

順序が逆になったが、一方の「Windows VistaとXPの応答性の違い」の調査も、調査結果ほどはっきりした結果ではないように思える。 特にメモリが512MBと、Vista Capableの下限になっているHP a1320yが気になったので、Vistaの方が速かったと調査で言っているcoldスタートの方を抜き出してみた。 すると、Vistaの方が1秒以上速かった試験は2つだけで、会計ソフトのQuickBooksの起動(5.02秒差)と、エクスプローラによる検索(7.29秒差)だけだった。 Vistaでの検索機能はかなり強化されているようなので、これは技術の進歩と素直に認めたい。

一方、XPの方が1秒以上速かった試験は11になった。 いずれも3秒以内の差であるが、アプリケーションの起動(Picture Manager、Excel、エクスプローラ、Word、IE、Outlook、Adobe PDF)が多いことが目についた。 また、全ての試験結果を足してみると、11秒以上XPが速い結果となり、やはり全体的に見ればVistaはXPより遅いと見るのが正しいのではないだろうか。

他のシステム構成まで個別に見るだけの気力がないが、少なくとも512MBのメモリを持つHP a1320yと言うマシンでは、XPの方が速そうだと言うデータに思える。 まあ、今回の調査はMicrosoftから依頼された訳だから、新製品に好意的な結果になるのは当然のことと判断するしかない。 Google ウェブマスターツールの統計のページに書かれている、「統計、 それは見方によって同じ数値から異なる結果が導かれる唯一の科学である。Evan Esar (1899-1995)、アメリカのユーモア作家」と言うのを思い出した。

現行のMS Office 2004 for MacはUniversalアプリケーションではなかったため、対応が望まれていた。 Microsoftは次期OfficeをUniversalアプリケーションとして、Intel Macにもネイティブ対応する予定らしい。 Microsoftからも公式発表が出ている。 記事によれば、このMS Office 2008 for Macでは、Windows版MS Officeとの互換性を重視しているが、Mac版独自のアプリケーションも含まれるとのこと。

Boot CampやParallelsでWindowsそのものをIntel Macで動かしている人にとっては、このOfficeを待つかどうかはちょっと複雑なところだろう。 というのも、Windows版Office 2007が1月末には発売されるのだから、これをWindowsでそのまま動かすのが、互換性の上でも一番問題がない。 もちろん、Officeのみが目的なら、Boot Camp または Parallels + Windows + Windows版Officeよりも、Mac版Office一つを購入した方が格安である。 だが、他のアプリケーションを使うなどの理由で、既にWindowsがをIntel Macで動かしているならば、互換性の点でWindows版Officeを購入した方が安全となってしまう。 まあ、Intel MacでWindowsを使う人はそれほど多くないのだろうが・・・。

W5FeはWindows Vistaの新機能であるSideShowに対応したノート型PC。 私は知らなかったので書いておくと、SideShowとはPC本体とは独立したプロセッサ・メモリ・サブディスプレイを使って、規格化されたガジェットを利用可能、と言った機能だそうだ。 このW5FeはASUSからの発売で、メインディスプレイの裏側に小型のディスプレイを搭載している。 まるで折りたたみ式携帯電話のようである。 私は携帯電話のサブディスプレイもあまり活用したことがないので、このSideShowにしても時計ぐらいしか用途が思いつかない。 ただ、PC本体から切り離して、リモコンのように使うことなどもSideShowでは考えられているようなので、そちらの方が面白い使い方が出来そうだ。

筐体を三つ折りにしてQWERTYキーボードを搭載したアイデアが面白いS-XGenがEngadgetで紹介されていた。 写真を見るのがわかりやすいが、単にディスプレイとキーボードを折り畳みにするのではなく、キーボードを半分で折り畳んで三つ折りにしているのが特徴的だ。 ホールディングしやすいようにと言うことなのか、丸みのある筐体と言うのも面白い。 機能的にも充実しているようだが、値段も$1,400と結構するようだ。

こういう、小さいのに色々出来ると言う端末には憧れる。 もちろん、小さいからこそのトレードオフもあり、憧れるだけで実用するには至らない場合が多いのだが、いかに小さくまとめるかと言うところには夢があると思う。 ">以前もSamsungが二つ折りキーボードを搭載した端末を発表していたが、キーボードの打ちやすさとコンパクトさを両立したうまいアイデアだ。 ただ、丸い筐体だからこそで仕方ないが、S-XGenのキーボードではEnterキーが押しにくそうなのが気になった。

円柱形のVAIO - IrodorI One-Poem World

CESの開催前で色々と情報が出てきている。 ソニーからは円柱形をしたPCが発表されている。 円形に近いものとしては「大福」と呼ばれたiMacを思い出すが、この円柱形はあくまでPC本体だけのようなので、Mac miniのソニー版と言った感じになるだろうか。 正確な大きさはよくわからないが、Mac miniよりはやや大きいのかな、と言う印象を受ける。 「クッキー缶」と言う表現も、これはこれでうまい表現だと思う

">Mac miniの面白かったところは、同じ形のハードディスクやスピーカーやディスプレイ切り替え器などがサードパーティーから販売されていたことだ。 この円柱形VAIOも、そう言う商品展開がされたら面白いと思うし、買う人は結構多いと思う。 ただ、Mac miniの二番煎じと言われてしまうことはさけられないと思うが・・・。 個人的には、Windows PCよりはMacを選ぶが、直方体か円柱形かと言われたら円柱形を選びたくなってしまうので、是非ともソニーには円柱形周辺機器もシリーズ展開してもらい、積み上げられた写真を見てみたいものだ。

">Dashboardウィジェットを探していたところ、他の面白いウィジェットも見つけた。 オランダのアムステルダムにある国立美術館のコレクションを表示するウィジェットで、無料で利用できる。 画像は拡大縮小が可能で、その作品の詳細を解説したページへのリンクも辿れるようになっている。 また、Yahoo! Widget Engine用のウィジェットもあるので、Windowsユーザーでも利用可能のようだ。

ちなみにウィジェットのダウンロードページはオランダ語だが、オランダ国立美術館(Het Rijksmuseum)には英語のサイトもあるので、いろいろ巡ってみると楽しい。 VermeerやRembrandt始め、同館コレクションの画像ダウンロードも行える。

">待ちに待ったMacBook Proが到着した! とりあえずMac miniからの環境を移行したが、">Safariの設定が変更されない問題も引き継いでしまったので、新しいユーザーを作り直す必要がありそうだ。

それにしても、この移行を行うと以前と全く違和感なく作業が開始できる。 File Vaultを設定しているためか移行作業には時間がかかったが、これはなかなか便利だ。 スピードもMac miniに比べればダントツで、CPUクロックが大きいこと、メモリが4倍になったことが十分体感できる。

同じMacからの買い替えで、その意味では新鮮味はあまりないが、私にとっては初めて購入したノート型PCである。 初めて持った感覚は「やはり2.5kgは重い」「(良い意味でも悪い意味でも)画面が大きい」である。 全体のデザインはもちろん満足できるもので、所有欲をかなり満たしてくれる製品だと思う。

私のMac miniにはなかったiLife '06や、iSightも内蔵されているので、少しずつ試していきたいと思う。 Windows XPのCDはないが、Boot CampでLinuxもインストールできるようなことを見た覚えがあるので試してみたい。 一番の問題はそれらを試す時間になりそうだ。

ふとインストールしてあったWWWブラウザをしばらくアップデートしていなかったことに気がつき、アップデート作業をした。 これらはサイトの確認用に入れたものもあるし、使いやすいからとかウェブ開発に向いているとかの理由で紹介されていたのをインストールしたものもある。 常用はしていないが、たまに立ち上げて確認することもあり、それが今日だったと言うわけだ。 せっかくなので下に一覧をまとめておこうと思う。

Safari

Apple自身がリリースしているので、Mac OS X用では普及率が高いと思われる。 動作が軽快なのは良いのだが、">なぜか設定が保存されないと言う不具合が起きてしまったため利用していない。 画像を直接iPhotoに登録できたり、オフライン状態で接続できなくても、オンラインになると自動的に再読み込みしたりと、Mac OS Xでの連携は優秀。 WebKitを基に作られているので、WebKitを利用した他のブラウザもSafariと同じレンダリングとなる。

Camino

Mozillaのレンダリングエンジン(Gecko)を利用したMac OS X専用ブラウザ。 そのため、比較的新しいFirefoxと同様のレンダリングとなる。 やはり動作は軽快だが、">RSSに対応していないなど、Firefoxに比べて低機能ぶりが目立つようになってきたので利用していない。 拡張機能が使えるようになれば文句なしのブラウザになると思うのだが。

iCab

Carbonで作られており、未だにMac OS 8.5でも動くと言うから驚異的だ。 独自のレンダリングエンジンを持っており、以前はCSSなどへの対応状況があまり良くなかったが、3.0になって相当改善したようだ。 Acid2試験にも合格している(正式版のFirefox/Caminoは合格していない)。 少なくとも、私のサイトを見る限り、SafariやCaminoとほぼ同じレンダリングをしている。

Firefox

WindowsでもIEの代替ブラウザとして定位置を得ているが、Mac版もきちんと拡張機能が使えるし、Windows版とリリースも同時なので、悔しい想いをすることがあまりない。 ">拡張機能もいろいろ導入して使っている。 リンク先にない拡張機能としては、HTML ValidatorやSage、XHTML Ruby Supportなどを利用している。 たまにSafariやCaminoを使うと、Firefoxの動作がやや遅く感じられるが、普段はあまり気にならない。

OmniWeb

以前は独自レンダリングエンジンを搭載していたが、今ではWebKitを採用している。 一時期英語版しかリリースされていなかったが、今は日本語も含む複数言語版もリリースされている。 30日の試用が可能な有償ソフトウェア。

Opera

ファイルサイズが小さいことと軽快さが売り。 以前はWindows版の開発が先にされていて、Mac版はメジャーバージョンが一つ古い状態のままだったこともあったが、最近は差がないのでうれしい限りである。 CSSへの対応状況も良く、各種プラットホームに移植されているので、プラットホームの違いを意識したくない人には良い選択肢かもしれない。

SunriseBrowser

ウェブ開発者向けのブラウザ。 WebKitを利用している。 文法チェッカーを簡単に起動できるほか、ウィンドウサイズもよくある画面サイズに変更できるなど、便利な機能が備わっている。 また、レンダリング領域がなるべく広くなるようにしているところも好感が持てる。

シイラ

こちらもWebKit利用のブラウザ。 Safariよりも使いやすいブラウザを目指して開発しているとのこと。

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