「ディスプレイ」と一致するもの

Appleが開催中のWWDCにて、Mac Proが発表されたAppleからも公式にプレスリリースが出ている。 待ちに待った、と言う感じのデスクトップMacのハイエンド機種が登場した。

Intel Xeon 5100を2基搭載するので、4コアのマシンとなった。 その他のスペックも豪華で、標準構成では2.66GHz CPU、メモリ1GB、NVIDIA GeForce 7300 GT 256MB グラフィックカード、250GB HDDなどである。 それでいて、Apple Store価格は31万9800円となっている。 一方のMacBook Proが同価格帯となっているので、だいぶ割安に感じる。 PowerMac G5と比べても、安めの価格設定となっているようだ。

Mac OS X 10.5となる、"Leopard"の新機能も、一部紹介されている。 目玉機能の一つ「Time Machine」だが、Windowsのシステム設定の保存に、ドキュメントファイルの自動バックアップを付け加えたような印象だ。 他にはSpacesと言う仮想デスクトップソフトもあり、Time Machineよりもこちらの方が普段よく使う便利な機能になりそうだ。 ただ、新機能はこれくらいであり、後はMailやDashboardなどの改良にとどまり、何となくインパクトに欠けるような気がしなくもない。

他には、Xserveの新機種が紹介されたようだが、噂されていた新iPod nanoやiPhone、それに私が期待していたCore 2 Duo搭載のMacBook Proなどは発表されなかった。 おきまりの「one more thing...」についても報道されていないから、どうもやらなかったようだ。 Core 2 Duoプロセッサは先日発表されたばかりだし、他のPCメーカーも搭載マシンを発表していないから、まあ仕方のないことかもしれないが、「one more thing...」がなかったことは、ある意味でサプライズだし、悪く言えばがっかりだ。

話は少しずれるが、私は現在使っているのが">Dell Precision 360とApple Mac mini G4であり、どちらもノートブックタイプではない。 ディスプレイがある場所になら、Mac miniは持ち運んで使えるが、どこでも使えると言う訳ではない。 携帯性を考え、最近ではノートブックが欲しくなってきていた。 狙っていたのは、Boot CampでWindows XP上の3Dゲームも快適に動かせるMacBook Proだ。 私が狙っていたのは中間モデルの15.4インチディスプレイに、ATI Mobility Radeon X1600 256MBを組み合わせたモデルだった。 17インチモデルは流石に持ち運び出来ないし、かといってグラフィックカードが128MBメモリでは、3Dゲームの動作は今一だろう。

ところが、今回のMac Proの登場で、あまりのスペックの差異に、足踏みしてしまっている。 ディスプレイが付いており、携帯もかろうじて可能と言うことで、MacBook Proの方が利便性に優れるとはいえ、これだけのスペック差があるのにほとんど同じ価格と言うのは納得できない。 欲しいとは思っても、拒否反応の方が強すぎるのだ。 かと言って、ゲームはある程度あきらめ、MacBookにするのも却下だ。 というのも、MacBookのディスプレイは、全て光沢仕上げになっている。 明るさが増すと言う主張がされているが、背景が移り込むため、利用可能な場所がきわめて限られてしまう。 携帯するはずのノートブックタイプなのに、これでは意味がない。 コストだけで選ぶのなら、パワー不足を感じているMac mini G4のIntel Mac版へのリプレースだが、これではそもそも携帯性に劣る。

従って、現状で私が買いたいと思うMac製品は、正直なところなくなってしまった。 Core 2 Duo搭載のMacBookまたはMacBook Proの登場を楽しみにしたい。

日経BPに、マルチディスプレイの快適さを紹介する記事が掲載されている。 記事自体は仕事で使うことを前提にマルチディスプレイの快適さを解いているのだが、紹介例が5台のディスプレイを3台のコンピュータで運用しており、キーボードやマウスの使い方に苦労している様子が伺える。 私も、以前はデュアルディスプレイ構成をしていたし、今はシングルディスプレイでPCとMacを切り替えて利用しているが、やはりUIの切り替えには試行錯誤した。

まず、マルチディスプレイの有効性は言わずもがなである。 そもそも、一般のソフトウェアは一つの画面をそれなりの面積で占有することで、効率良く作業できるようになっている。 これはゲームなどでも同じことである。 一方、何かの資料を参考に作業をしたいことは良くある。 すると、シングルディスプレイでは、画面の一部分を資料にまわすか、いちいちアプリケーションの切り替えを行わなくてはならず、作業性が低下する。 こういうとき、デュアルディスプレイは目を移動させるだけですむので、非常に有効である。

一方、コンピュータを複数切り替えて利用すると言うのは、私自身はあまり有効だと思わない。 CPUパワーを目一杯使うような仕事をしていれば、参考資料の表示には安価なセカンドコンピュータを利用すれば十分だと思うが、そう出なければ、マルチディスプレイに対応したビデオカードを購入する方が、より安価かどうかはわからないが、キーボードやマウスの切り替えなどに悩む必要はない。 今、PCとMacを切り替えて利用していて便利だと思うのは、Windowsでやっているゲームの内容を、MacのWWWブラウザからBlogで更新するのに便利とか、そういうしょうもない状況のときしかない。

私のこんな経験から言うと、キーボードやマウスの切り替えは、切り替え機を使っていても十分だと思う。 記事では、ミニキーボードやワイヤレスマウスをコンピュータの台数分購入している。 その理由が、切り替え機ではカーソルがどの画面にあるのかわからなくなる、と言うものなのだが、どの順番で切り替わるかはすぐに慣れるから、切り替えに応じて目で追えるようになるはずだ。 私の使っている切り替え機はコントロールキーを素早く2回押すと入出力が切り替わるようになっているので、切り替え自体も作業を中断することなく行える。

また、上記の記事のトラックバックをたどって行ったら、Synergyと言うソフトを使って、複数コンピュータでキーボード・マウスを共有すると言う方法もあった。 このソフトはTCP/IPを使って共有を実現し、Mac OS X・Windows・Linuxの混在している状況でも、一つのデスクトップを使っているような感覚で共有が可能らしい。 クリップボードの共有も出来ると言うので、かなり便利そうだ。 ただ、ディスプレイを共有することは出来ないので、この点は切り替え機に頼るしかないようだ。

ELECOMのTK-UP84CPSVというキーボードを買った。 テンキーなしの84キーのキーボードで、幅24cm足らずという、ミニキーボードである。 先日実家に帰った際にMac miniも持って帰ったのだが、自宅へ戻ってくるときにキーボードを忘れて帰ってきてしまったのだ。 代わりに購入したのがこのキーボードであるが、正直言って失敗の買い物だった。

まず、やはりキーピッチが狭すぎて使いにくい。 アルファベット部分はまだ普通にタイプできるが、記号やCtrlキーなどを使うときにミスタイプが非常に多くなる。 こころなしか、肩も凝りやすい気がする。

何も考えずにAppleキーボードを買えば良かったのだが、同じ商品を買うのは癪だと思ったのが失敗の原因なのだが、かといってミニキーボードを選んだのは完全に失敗だった。 ミニと言うことで携帯するのに便利かと思いきや、通常、ディスプレイまでは携帯できないので、持ち運ぶことがない。 はっきり言って、このキーボード自体が、ニッチもいいところを狙った商品なのである。 だが、店頭にはこのキーボードよりさらに小さなものも存在していたのだからびっくりである。

やはり、Microsoftのエルゴノミックキーボードを買っておけば良かった。 そう思いながら、指を縮ませてこのエントリーをタイプしている。

iBookの後継に当たる、MacBookが発売された。 PowerBookの後継はMacBook Proと名付けられているから、これはMacBook Stdとでも呼ぶべきだろうか。

13インチ液晶に、Intel Core Duoを搭載している。 色は、Core Duo 2.0GHz版に限り、白と黒が選べる。 MacBook Proとの違いはAppleの用意した比較表がわかりやすいが、最もパフォーマンスに効いてくる違いは、グラフィックスチップと言えるだろう。 他は液晶のサイズやCPUクロックの違いなどがある。

まあ、私の現在の用途ならBoot Campを使ってWindows XPを動かすにしても、メモリを1GBへ増設するくらいで快適に使えそうな感じである。 外部ディスプレイも使えるそうなので、現在使っているディスプレイも有効活用できる。 サイズも13インチならば小さいし、モバイルにも使えそうだな、と思ったら落とし穴があった。

なんと、重さが2.36kgもある! これではとても持ち運んで使う気にはなれない。 Windows PCならば1kg前後のモバイルノートは各社出してきているのに、Appleはなぜか出そうとしない。 iPodも、他のオーディオプレイヤーに比べれば必ずしも小さくないし、やはりAppleは小さいものを作れない会社なのか。 購入へのネックは重さ(と値段)のみだっただけに、残念だ。

これで、あとはPowerMac G5シリーズのIntel化が終われば、AppleのラインアップはIntel CPU一色になる。 やはり私もIntel Macを買いたいが、いかんせん財布の中身に相応する魅力を持った機種がないのが現状だ。 とりあえず、ドリームジャンボを購入しようと思う。

デジタルARENAにデル、Brilliant Color対応のお手ごろDLPプロジェクターと言う新製品紹介記事が出ている。 2400MPがBrilliant Colorと言う新しい技術に対応しているそうだ。 このBrilliant Colorとは、3原色に加えてそれぞれ中間の3色の、計6色で画面を作る規格のようだ。 記事に寄れば、中間色の表現が向上しているとのこと。

それに加えて、UXGA出力が可能で14万円強というので、非常に気になり、むしろ、液晶ディスプレイ代わりに購入しそうな勢いだったが、Dellのサイトを見てがっかりした。 と言うのは、UXGA出力は画面を圧縮した場合の話で、実際はXGAの解像度しかないらしい。 それでは、映像を見る場合にはまだいいかもしれないが、細かい文字を読むようなディスプレイの代替にはならない。 しかも、デジタル系の入力インターフェースが無く、せめてDVI、出来ればHDMIくらい欲しかったが、そのどちらも付いていない。

画素数がSXGA+で、HDMI端子まで備える高級機は2倍の価格のようで、私にはとても手が出ない。 UXGAの画素数で、HDMI端子を持っているディスプレイが欲しいのだが、安くて良い商品はないものだろうか。

ITmedia +D PCUpdateの記事「Mac miniとのセットで“自己流iMac”も——BenQ 19型液晶ディスプレイ『FP93V』」によると、Mac miniとマッチするデザインの液晶ディスプレイがあるとのこと。 すでに10月時点の記事で発売が報じられているので、何故今更PR記事?と勘ぐりたくなるが、面白い製品なのでリンクを張っておく。 機能としてはそこそこ実用的で、スタンドの部分にMac miniがすっぽり収まるように、くぼみが出来ているのが特徴のようだ。

せっかくなので、液晶ディスプレイ以外にも、Mac miniに合うデザインの製品をいくつかリストアップしておく。 プリンストンのハードディスクケースは、FireWireもUSBも3ポートずつのハブ機能を持っているので、便利に使えそうだ。 ただ、Mac miniと重ねて使う場合、BenQのディスプレイとは併用できないが・・・。

Dell Precision 360

先代に当たる、Gateway2000 GP7-500がハードディスクの故障で使えなくなったので、スペック不足も解消するべく、Dell Precision 360に乗り換えた。 当時の私は、「とにかくメモリが欲しい!」と思っていて、CPUはPentium 4 2.4GHzなのに、メモリは1GBと言う構成になっていた。 ディスプレイはすでにデュアルディスプレイの構成で使っていたので、とにかくPC本体さえあれば良かった。 それでこのマシンを買ったのだが、その直後、CPUが3GHzでメモリが512MBと言う構成のマシンが、全く同じ価格で販売されていて、しばらく複雑な気分になった。 CPUの換装はお金がかかるが、メモリの追加ならばそれほどコストはかからないからだ。

グラフィックスボードは2D向けのQuadroが付いていて、3Dのパフォーマンスはそれほど良くないようだが、私自身は3Dをあまり使っていないので、それ程気になっていない。 Final Fantasy XIのVana'dielベンチもやってみたが、LOWモードならそこそこの動きをしている。

購入当初はとにかく価格を抑えようと、CD-ROMのみのドライブにしたのが失敗で、後からDVDマルチドライブを買ってしまった。 とりあえずDVDとCD-Rのコンボドライブにして購入すれば良かったのだが、安物買いの銭失いと言うやつである。 付けているDVDマルチドライブはLG電子のもので、1万円程度で購入した覚えがある。 GP7-500に取り付けたCD-Rが2万円以上していたのに、ずいぶんと安くなった。 今はもっと安くなっているから、技術の進歩は偉大だ。

5インチベイは上記の通り2つの光学ディスクドライブで埋まってしまっているが、3.5インチベイも2つあって、全て埋まっている。 1つはもちろん3.5インチフロッピーディスクドライブで、もう一つはメモリーカードリーダーを入れてある。 これはSDカードからスマートメディアやマイクロドライブまで読み込めるのだが、mini SDやメモリースティックDuoが直接読み込めずに不便だったので、結局USB接続のメモリーカードリーダーをもう一つ買ってしまった。

ハードディスクベイも2つあるが、全て埋めてしまった。 1つは標準搭載の40GBのATAのハードディスクで、もう1つはSATAの160GBである。 40GBくらいのハードディスクでは、ゲームをインストールしっぱなしにしていると、どうしても容量が足りなくなるので購入した。 一時期空き容量が1GBを切っているような時期もあったので良かったのだが、現在はMacの方へ音楽や写真などの大部分のドキュメントを写してしまい、案外SATAのディスクは活用されていない。

それと、一人暮らしを始めて以来、ずっとテレビがなかったので、カノープスのMTV2005を買って、テレビも見られるようにした。 しかし、結局テレビを見る習慣が無くなっていたため、まだトリノオリンピックくらいしか見ていない。 そもそもテレビ欄を見ないので、見たいテレビ番組がないという、どうしようもない状態だ。

そうそう、オンボードで付いていたイーサネットコネクタが故障したのか、反応しなくなってしまったので、安いギガビットイーサを購入して使っている。 また、iPodやMacとの接続のため、IEEE1394のボードも差して使っている。 そんなこんなで、拡張できるスペースはほぼ使い切っている状態で、ある意味Mac miniの拡張性能と同じ程度になってしまっている。 排熱が心配な今日この頃である。

Gateway2000 GP7-500

2代目のメインPC。 1999年の4月に購入した。 Pentium III 500MHzに、メモリを512MBと、初代に比べて大幅にパワーアップした。 標準のOSはWindows 98だったが、最終的にはWindows 2000を動かしていた。 Windows 2000は非常に安定していて、良いOSだったと思う。

三菱のDiamondtron M2と標準添付のディスプレイによるデュアル構成を便利に使っていた。 標準でデュアルディスプレイが出来たわけではなく、友人から譲ってもらったMatrox Millenium G400と言う秀逸なビデオカードのおかげである。

現在はEdirolとブランドが変わった、当時のRolandのSC-88Proと言うMIDIシンセサイザーもつなげて使っていた。 SC-88Pro、初代PCで98版の朱紅い雫を快適に遊ぶために購入した。 MIDIは当時は最高の音質を持った音源で、ハードウェアでそれをサポートするSCシリーズはかなり高価だったが、アルバイトで貯めたお金を、躊躇無く投入した覚えがある。 今考えれば、MIDIが威力を発揮したのはせいぜい数年で、今や、楽器演奏を趣味でやろうという場合以外には、無用の長物だろう(当時もそうだったのかもしれないが・・・)。

ちょうど、MINOLTAのDiMAGE 7iと言うデジタルカメラを購入した時期も重なり、コンピュータの楽しみ方がいろいろと広がった時期だった。 インターネットに接続し、自分のサイトを作成し始めたのも、ちょうどこのころだ。 そのため、WWWブラウザをたくさん入れて自己満足に浸っていた。 Internet Explorer、MozillaやNetscape、Opera、Lynx、w3m、JustView、Amayaなどが入っていた。 Lynxやw3mまでならテキストブラウザとして結構知られていると思うが、JustViewやAmayaなどはマニアックすぎるかもしれない。 JustsystemのWWWブラウザがJustViewで、AmayaはW3Cが開発したWWWブラウザである。

GP7-500の使用をやめた理由も故障で、どうも内蔵ハードディスクが限界に到達したようだった。 運良く起動できたときにデータのバックアップを取り、そのままこのマシンはフェードアウトを迎えてしまった。 ハードディスクを換装するという手もあったのだが、ちょうどスペック上、仕事やゲームの利用がきつくなってきた時期でもあり、また、PCの価格も低くなっていたので乗り換えに踏み切った。

NEC PC-9821Ce model S2

1993年に購入。 確か8月くらいだったと思われる。 初代9821の後継に当たるモデルで、購入当時は「マルチメディアパソコン」としてもてはやされていた。 OSにはWindows 3.1を選択、等速ながらCD-ROMドライブも搭載し、SCSIも標準搭載するなど、なかなか良いつくりだったと思う。 リンク先のスペック表はたぶん間違えていて、内蔵ハードディスクの容量は120MBだった。 当時はパソコンと言うものがまだまだマニア向けみたいなところがあって、そんな中で、「汎用性があるからパソコンを買う」と言い出した我が両親は、先見性があったのか、単に新しいものが好きだったのか、どちらかだろう。

家族の誰も、パソコンのことはよくわからないし、事前に本を見て決めることにした。 NECにするかFM-TOWNSにするか悩んでいたくらいで、確かその本にはDOS/Vもちらっと紹介されていたのだが、流石にそれを選ぶだけの先見性はなかった。 シェアはNECの98シリーズが圧倒的で、両親の購入目的だった、一太郎も98シリーズで動作した。 いろいろ悩んだ結果、「オールインワンで初心者向き」という文句に乗って、PC-9821Ceを選択した。

機種は決めたものの、どこで買えばいいのかわからなかった。 当時、パソコンを買うなら秋葉原、という感じだったので、私たちも秋葉原に行った。 そして、秋葉原でもCMを良く流していて有名だった、石丸電気に行った。 その石丸電気は家電の店で、パソコンは別の店で扱っているというので、そちらに向かうことにした。 その店舗にPC-9821Ceが合ったので、一太郎5と、小型プリンタを合わせて、50万円くらいした。

後日、品物が郵送されてきたのだが、ロケットと言う会社から送られてきた。 おかしいな、と思ったら、石丸電気の目の前にロケットの店舗があって、私たちは全員間違えていたのだった。 どちらが安く買えたのかはもうわからないが、とにかくきちんと手に入って良かった、と言うところである。

その後、と言っても相当後だが、中古で購入したOverdriveプロセッサ(50MHz、1800円)や拡張メモリ(4MB、2400円)などを付けた覚えがある。 当時すでに新しいマシンを使っていたが、たまにゲームをしたり、BSDかLinuxの勉強がてら、サーバーにでもしようかと思って購入した。 だが、ネットワークカードを2枚挿すとどうもうまく起動せず、そのままになってしまった。

このマシンは2000年問題も見事に引っかかり、DOSのメニューの表示が西暦100年になっていた。 長いこと電源を入れていなかったら、システムタイマーが狂ってきて、時計が思い切りずれている。 ディスプレイも故障して、色がきちんと表示できなくなり、画面も二重に移るようになってしまった。 古いPC-98は出力周波数が低いため、DOS/V用のディスプレイは接続できないので、もうどうしようもなくなった。 いろいろと懐かしいマシンである。

実家で本の整理をしていたら、コンピュータ関係の本が出てきたので、捨ててもいいのかどうか私が確認することになった。 タイトルを見ただけで、思わず懐かしくなってしまうような本ばかりだった。 以下にいくつかタイトルを挙げてみよう。

  • 月刊マイコン別冊GAMINGへの招待(1983年)
  • 森巧尚のBASIC MAGIC(1984年)
  • OSのことがわかる本(1986年)
  • N88-日本語BASICハンディマニュアル(1994年)
  • N88-日本語BASICコンパイラハンドブック(1994年)

私が初めてコンピュータに触れたのは1993年頃にPC-9821Ceに触れてからだから、それ以前に刊行された本については、もらった本と言うことになる。 OSのことがわかる本、と言うのは当時のOSについて解説している本で、Windowsが出てきたとか、OS/2が次世代のOSになるとか、Macintosh OSはすごいとか、UNIXの動向も見逃せないとか、いろいろ興味深いことが書いてある。

一方私はどうだったかというと、当時はコンピュータでプログラミングすれば何でも出来る、というような発想に取り憑かれていて、ゲームをプログラミングしようとして遊んでいた覚えがある。 とは言え、プログラミング言語というのは高いから、当時の私にはとうてい購入できるものではなかった。 そうすると、PC-98に標準で付いているN88BASICを使うことになる。 当時はWindows 3.1が発売されたような時代で、MS-DOSがまだ主流の時代だったものの、BASICの流行はとうの昔に終わっているような状態だったと思う。 それでも、BASICについてこれらの本で勉強して、オセロゲームなどを作っていたような覚えがある。

実家にはPC-9821Ceが未だ残っているが、ディスプレイが故障してしまって今は使えない。 懐かしい本とともに、このマシンを使っていた頃の懐かしい思い出がよみがえってきた。 本もマシンも、今では完全に役立たずだが、もうしばらく保存しておこうと思う。

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