「花」と一致するもの

富士屋旅館

箱根に遊びに行ったのだが、まともに観光として見て回るのは小学生の時以来。 大学の時にハイキングで歩いたこともあったが、今回回った登山鉄道や大湧谷などは、おそらく初めての体験である。 幾つかの写真とともに、どんなところだったか書き記しておく。

まず、新宿で小田急の往復切符と箱根の中での周遊切符がセットになった「フリーパス」を購入した。 3日間有効の切符で、私は日帰りだったがいちいち切符を買うのが面倒だし、切符の金額分くらいは使いそうだったので買ってみた。 箱根湯本までは小田急が直通していたので、そこで登山鉄道に乗り換えた。 登山鉄道は急勾配のため、途中で進行方向を切り替えるスイッチバックの線路になっている。 途中の宮ノ下駅で下車し、チャップリンも滞在したという由緒ある旅館「富士屋」を見物することにした。

古いだけあってなんとなく狭い感じもするが、伝統を感じさせる内装になっていた。 早めの昼食をとっても良かったのだが、レストランは高いし混んでいたので、見物もほどほどに移動することにした。

箱根強羅公園

登山鉄道の終点、強羅駅までやってきた。 フリーパスを持っていると箱根強羅公園が無料で入場できる。 中にはバラや藤などが植えられていたが、今の時期はあまり花がなく、正直なところ寂しい感じであった。 温室もあるが、この日の陽気では外も中も変わらない感じだった。 とにかく暑い。

昼食は山芋蕎麦

強羅周辺には豆腐カツで有名なお店があるそうなのだが、並んでいたのでこちらの山芋蕎麦を食べることにした。 始め、蕎麦のつなぎに山芋を使っているのだと思ったら、めんつゆがとろろになっていた。 もちろんつなぎにも山芋を使っているらしく、麺が絡まって異常に食べにくい。 私はとろろが好きなのでこういうのも好きだが、とろろの味が強すぎて、蕎麦の風味が感じられないのは残念と言えば残念だ。 あと、とろろも計画的に使っていかないと、最後は足りなくなるので注意である。

大湧谷と黒卵

昼食後はケーブルカーで早雲山へ上がり、そのままロープウェイで大湧谷まで向かった。 ロープウェイは立て替えられたばかりで、二本のロープを使った大型のロープウェイである。 全面ガラス張りで眺めも良かったが、大湧谷近くは風も強く、ロープが一本だったらさぞ揺れて恐ろしかっただろうと思った。 大湧谷から芦ノ湖までは現在工事中とのことで、現在は代替バスを利用するか、途中までハイキングすると良いようだ。

大湧谷では温泉で黒く染まったゆで卵が名物で売っている。 観光スポットとしては、その黒卵を作っている釜場が見られるところだろうか。 土産屋でも釜場のところでも卵を売っているが、すべて6個入りで500円と決まった価格になっている。 ばら売りはしないと取り決めているらしい。 卵で面白いのは、その釜場と土産屋の間で卵を運搬する専用のロープウェイがあることだ。 上の写真は残念ながら空荷のままだが、かごの中に卵を入れて運ぶらしい。 ロープウェイに乗ってここまで来ただけに、なかなか面白い。

ロマンスカーVSEにて帰宅

湯本に戻って、千尺の湯と言うところで温泉に入ってきた。 本当は他のところへ行きたかったのだが、そこへ行くバスがしばらくないので、あきらめてしまった。 今回は公共交通機関で巡って、運転の疲れもなく渋滞もなかったので良かったのだが、こういうときは車で来た方が良いと思ってしまう。

お風呂で汗を流した後は、「湯葉丼」直吉というお店に行ってきた。 湯葉をリーズナブルな値段で楽しめるというふれこみで、湯葉丼や湯葉刺などが味わえる。 どちらもなかなかの味であったと思う。

帰りはちょっと奮発してロマンスカーで帰宅した。 たまたま最新型のVSEと言う車種に乗れた。 昨年度のブルーリボン賞という、鉄道友の会の投票で最高賞を取ったらしく、乗車すると記念の乗車表を全員に配ってくれる。 中は座席も広く、コーヒーや弁当などの車内販売もしていて、ゆったりできた。 なかなか心地よい一日だった。

さて長崎へ行った翌日は大分方面へ出かけてきた。 まずは耶馬溪へと向かった。 名前が有名だったのでなんとなく行ってしまったのだが、行ってから、どうも今の季節より、紅葉の季節の方が良かったのではないかと言うことに気がついた。 あちらこちらに紅葉があるし、途中で貰った観光地図にも、紅葉の葉が描かれていたのだ(苦笑)。 とは言え、山の形は秋と変わるわけではないから、景色をしっかり楽しんできた。 本当は温泉にじっくりつかってみたかったが、その後国東半島まで行きたかったし、レンタカーの返却時間もあったので先を急ぐことにした。

耶馬溪にある直売所は旬菜館と言って、日田ICから国道212号沿いに行ったところにある。 休憩がてら入ったのだが、花オクラなど珍しい野菜も売っていた。 ゆずジュースは一本210円とちょっと高かったが、さわやかな味でなかなかおいしかった。

耶馬溪から国道212号をそのまま中津の方へ抜ける途中に、青の洞門がある。 ここは昔、通行の難所で、多くの人たちが崖から落ちて亡くなっていたのを見て、偉いお坊さんが岩を掘って道を造ってしまったというところである。 現在ではさらに車まで通れるように車道が出来てしまっているが、当時のままの明かり取りの穴などが今でも残っている。 近くの駐車場から、森の中への散策ルートがあったのだが、今は道が崩れてしまったらしく、一部通行できないと言うことで行くのはあきらめた。

洞門の近くには羅漢寺があって、ここは全国の羅漢寺の総本山らしい。 羅漢というのはお釈迦様の直弟子で仏教の高僧のことらしいが、ここには500体もの像が造られている。 私は正直なところあまり信仰心がないので、参道の横にあったリフトで昇らせて貰ったが、山頂の展望台まで行ったのがちょっと失敗だった。 と言うのも、山頂そのものが眺めがよいのではなく、さらに展望台が骨組みで作られていて、そこから眺めるという、ちょっと風情がない感じだったからだ。 あまり暑くなければ、上りだけリフトで、下りは徒歩というのが良いかもしれない。

そこから国道10号まで車を走らせ、国道213号へ入って海沿いのルートを採った。 天気は良く晴れていて暑いくらいだったが、海との色の対比が綺麗だ。 途中で港に寄ってみたら、群馬では決して嗅ぐことの出来ない潮の香りがして、それだけでも満足してしまった。 昼食は途中の道の駅「ちょるちょる市場」で、地元の名産のタコを使ったタコづくし料理を食べた。

その後は半島の真ん中にある両子山へ向かった。 こちらには山を所有する両子寺がある。 昔から信仰を集めていたお寺らしく、また、仁王像が有名らしい。 奥の院などがあったのだが、段々疲れてきていて、本堂の周りを見て回って終わりにしてしまった。 ここも紅葉の季節は綺麗そうだ。

最後に先端の国東港の方まで行き、大分空港の方から高速に乗って帰った。 だが、両子寺と並んで有名だったらしい、文殊仙寺に行かずに帰ってきてしまった。 なんだか事前準備が不足していて、いろいろと見どころを見損なってしまったようだ。

福岡を拠点に、九州北部へ旅行に来ている。 今日は長崎へハウステンボス見学に行ってきた。 先日オランダへ出張したばかりだが、それに比べてどのように再現されているか、興味があったのだ。 福岡からハウステンボスのある佐世保までは車で3時間以上かかって大変だったが、そこそこの満足感はある。

町の感じはそこそこ良く再現されていて、全日空ホテルや中央のタワーなどは、特にオランダの建物らしさが出ているように感じた。 パレス・ハウステンボスと呼ばれている、オランダ女王の住まいを再現した建物も、良く作られていると感じた。 ただ、全体的に町が新しく建てられた感じであるのは、仕方のないことだが不自然さを感じさせる。 私はオランダとデンマークの町並みくらいしか知らないが、ヨーロッパの町は古い建物がそのまま残っていて、いかにも歴史があるようなずっしりとした印象を受ける。 一方のハウステンボスの建物は、それを新しく建て直したらこうなった、という感じでそれはそれでよいのだが、重みは感じられない。

私は入場券に施設を自由に利用できる権利が付いた、パスポートを購入した。 施設というのは、町並みの中にギヤマンミュージアムとか展望台とかがあり、入場券の他に利用料が必要なのだが、パスポートを使うとほとんどの施設が無料で利用できる。 入場券だけでも花畑や風車などは見学できるが、施設を3箇所くらいまわるのなら、パスポートの方がお得になっている。 ただ、私の場合、事前にほとんど調べずに行ったので、どんな施設があるのかよくわからず、無駄に炎天下を歩き回ってしまったが、あらかじめみたい施設を決めておけば、けっこう楽しめると思う。 私は、インフォメーションのマークやアムステルダム市のマークが、きちんと現地のものと同じであったことを見つけたりして楽しんだ。

ハウステンボスの隣には、分譲リゾート地もあるのだが、夏休みもほとんど終わりとあってか、人の姿は見られなかった。 むしろ、九州は非常に暑いので、夏場のリゾートとしてはあまり向いていないと思う。

歩き回って疲れたので、ハウステンボスには3時間ほどしか滞在せずに長崎市内へ移動した。 まずは眼鏡橋を見に行ったが、町中の渋滞がすさまじく、たどり着くのが大変だった。 その後、グラバー邸を見学していたら、横の天主堂は閉館してしまって残念だったが、グラバー邸の上の方に作られている展望台は眺めが良かったのが幸いだった。 グラバー邸は夏の間は遅くまでやっているそうなので、先に天主堂を見学するのが正解だったようだ。

夕食は卓袱料理を食べに行ったのだが、さらに混雑が激化していて大変だった。 路面電車があるところの運転は、どうして良いのかよくわからない。 卓袱料理は、良い値段だったが、それぞれがとてもおいしく、量も十分で大満足だった。 あれで運転する必要がなければ、日本酒でも飲んで、とても幸せになれたのに。

天川大橋のところにある「ばりきや」に久しぶりに行ったが、店内が改装されていて、座敷席が出来ていた。 前に行ったときがちょうと店内改装直後で、そのときは座敷がなかったように思ったが、また改装祝いの花輪が飾ってあったので、おやっと思ったら座敷が出来ていたらしい。 そのときたまたまだったのかもしれないが、以前チーフっぽく働いていた人がいなくなり、若い人に交替していた。 それともう一つ、替え玉に乗ってくるネギが、以前は小ネギだったのに、今は長ネギになっていた。 こだわっている点なのかと思っていたが、そうでもなかったらしい。 小ネギの方が味は好きだし、色も映えるので良いと思うのだが、価格が高いのだろうか。

ひまわり畑から南アルプスを展望

昔は山梨県須玉町だったらしいが、今は合併して北杜市となったところのひまわり畑を見に行ってきた。 この地域は花を観光の目玉にしているらしく、県のフラワーパークもある。 天気は写真の通りの良い天気で、ちょうど満開のひまわりが文字通り太陽の光をいっぱいに浴びていた。

畑は期待したほど広くはなかったが、売っていたひまわりソフトクリームは意外にさっぱりしていておいしかった。 昼ご飯にはそば打ち体験もできる蕎麦屋でそばをいただいた。 山梨と言うことで桃でも売っているのかと期待していたが、果物類はスイカとかマクワウリなどはあったが、桃やブドウは売っていなかったのが残念だ。

朝は群馬から上信越道〜中央道を通って須玉まで行ったが、帰りは一緒に行った友人が東京に帰るので、東京経由で帰ることにした。 日曜日で中央道が混みそうなこともあり、早めに出発したのが正解だった。 小仏トンネルあたりも、ほとんど渋滞に巻き込まれずに帰ってくることが出来た。

今日は前橋で花火大会が行われていた。 ちょうど帰る頃に会社から見えたので、ついつい最後まで見てしまった。 ただ、それなりに大きくは見えるのだが、写真に撮ろうと思うと、携帯電話のカメラでは悲しいほど小さくしか撮れないのが残念だった。 前橋以外にもあちこちで花火があがっていて、隣の花は赤いと言うが、そちらの方が見事に見えたのは気のせいだろうか。

野反湖を望む

友人が遊びにきたので、群馬の名所、草津温泉へ行くことにした。 ただ温泉だけではもったいないので、近くにある野反湖へも行ってきた。 群馬県にある湖なのだが、湖の水は日本海側へ流れていると言う、ちょっと不思議な感じのする湖だ。 天気はあいにく曇りがちだったが、湖畔の花や緑と、湖のコントラストはきれいだった。 湖では釣りも出来るらしく、釣り糸を垂れている人を何人か見かけた。

八間山のコマクサ

野反湖の目の前に控えているのが八間山である。 この中腹には、地元の児童がコマクサを植えており、高山植物の女王とも呼ばれるコマクサを、斜面いっぱいに楽しむことができる。 私たちが行ったときは、もうほとんど終わりかけていたのか、あまり咲いていなかったが、それでも上記のような写真は撮影することができた。

草津温泉、大滝の湯

大滝の湯は草津の湯畑から歩いて10分くらいのところにあり、800円で入浴できる日帰り入浴施設である。 ちょっと高級そうな旅館でも、日帰り入浴を1000円でやっているが、ここは気軽に入れる感じで人気のようだ。

これまでは時間が合わずに体験できなかったのだが、今回は「合わせ湯」に入ってきた。 「合わせ湯」とは、温度の違う5つの湯船があり、それに順々に入って行く入浴方法らしい。 どういう効能があるのかわからないが、面白い習慣なので試してみた。

温度は始めは42°Cから、46°C、40°C、45°C、44°Cと入って行く。 普段は42°Cくらいのお風呂に入っているので、46°Cは熱くて仕方がなかった。 でも、不思議なもので、しばらく入ってくると皮膚が麻痺して、お湯が対流などしていなければ、むしろ冷たくとげとげした感触になった。 この効能なのかどうかわからないが、帰りに人差し指の関節付近の皮がぼろぼろ剥けてきてびっくりした。 新陳代謝が活発になったのだろうか?

「世界最古の遊園地」のチボリ公園に夜に行ってきた。 午後9時くらいなのだが、夏至が近いためかまだまだ明るい。 そのためか、園内は大人も多いが、子供も多くいる。 開演時間は午後11時までなのだから、驚きだ。

園内にはミニ・オーケストラの演奏や、噴水などもある。 子供向けの施設としては、フリーフォールなどがあるようだが、あまり奥まで行かなかったのでよくわからない。

入り口から少し行ったところで、夜10時からショーが始まったので、それを見てきた。 デンマーク語でやっているので、内容がよくわからないが、おとぎ話のようなものらしい。 小雨が降ったりやんだりしていたが、結構大勢の人が集まってきていた。 この時間に子供向けの内容をやっているあたり、この国の子供はいつ寝ているのか心配になってくる。 ショーの最後は花火で終わり、光を使った演出はなかなかであったと思う。 内容がわからない者にとっては、少し長すぎるショーではあったのだが。

ぐんまフラワーパーク大花壇と噴水

今日は赤城山中腹にあるぐんまフラワーパークへ行ってきた。 昨日は雨で寒かったが、今日は良く晴れたので、昨日の分も楽しむべく、フラワーパークへ行ったというわけである。 フラワーパークへは初めて行ったが、なかなかの広さで、結構楽しめた。 たくさん写真を撮ってきたので、一部をここにも掲載する。

ヒスイカズラ ミッキーマウスの木

熱帯の植物を集めた温室から、ヒスイカズラとミッキーマウスの木(正式名称は忘れた)。 ヒスイカズラは、翡翠色がとてもきれいだった。 花が咲く前のつぼみの頃から翡翠色をしている。 ミッキーマウスの木というのは、実の形がミッキーマウスに似ているからそう呼ばれているらしい。 確かに言われてみれば似ていなくもないが、この名前を使ってしまって、ディズニーから何か言われないのだろうか?

デルフィニウムなど 赤いデルフィニウムの花

デルフィニウムと言えば青が多いみたいだが、赤い花も植えられていた。 アップで撮影したら、意外に良い具合の光で撮れていたので、掲載しておく。

サボテンの子供? 黄色いサボテンの花 白とピンクのサボテンの花

お次はサボテン。 いろいろなサボテンが置いてあって、中にはとげのない葉を持つ種類もあって驚いた。 ちょうどいくつもサボテンの花が咲いていたが、どれもきれいだった。

吊られたベゴニアの鉢 ベゴニアの花壇

温室の中が続くが、ベゴニア。 いろいろな色のベゴニアがあって、彩りも鮮やかだ。

チューリップの花壇 ハンカチの木 オオデマリ

見返してみたら、屋外ではあまり写真を撮っていなかったようだ。 チューリップは、ほとんどの場所でもう終わっていて、花の部分もカットされてしまっていたが、写真を撮った場所ではまだ残っていた。 ハンカチの木はそのチューリップの近くに植わっていて、ちょうどハンカチが着いたように花が咲いていた。 中国では、これを白い鳩がとまっていると見るそうだ。 オオデマリは白く小さな花がたくさん集まり、正に手鞠のように丸くなっている。 そう言えば、鎌倉の長谷寺でも咲いていたのを思い出した。

エントリーを作るのが遅れたが、実際に行ったのは先週末である。 天気は途中から雨が降るなど、ちょっと大変だったが、色々な花がちょうど見頃で、満足のいく鎌倉見物になった。

長谷寺の門前

まず向かったのは、鎌倉駅から江ノ電で3駅の長谷駅。 駅から長谷寺の案内板に従って長谷寺に向かった。 事前にネットで調べたところ、長谷寺で色々な花が満開、との情報があったので、早速飛びついたわけだ。 天気予報では天気は下り坂、とのことだったので、ゴールデンウィークの初日にもかかわらず、境内は空いていた。

長谷寺境内にて。 春紅葉越しの入り口方向 藤と春紅葉

入り口付近から、花が色とりどりに咲いていて、とてもきれいな庭だった。 晴天の日に来たらもっとすばらしかっただろうが、曇天でも十分美しい。 こういうとき、花の名前がわからないので悔しいが、とにかく色々な種類の花が咲いていた。

紫陽花も咲いていた 時期が来ると、山の斜面が紫陽花一色になるそうだ

着いてからわかったことなのだが、長谷寺は別名紫陽花寺と言われるほど、紫陽花が見事なのだそうだ。 本堂の奥にある遊歩道沿いに、様々な品種の紫陽花が植えられている。 「エーゲ海」と言う名前の品種もあるようで、咲いた様を見たくなってしまったが、見頃はまだまだ後らしい。 わずかに1株か2株程度、早咲きと思われる紫陽花が咲いていた。

長谷寺の牡丹で休憩中の虫 黄色の牡丹の花 花弁と葯の鮮やかなコントラスト

境内では牡丹も色々植えられていて、ちょうど満開と言える時期だった。 これまで牡丹の花をじっくり見たことなど無かったが、いろいろな色や形があるものなのだな、と驚いた。 牡丹の花は大きすぎて、あまり私の好みには合わないのだが、それでもきれいに咲いていると思った。

冷やし大仏うどん

昼食は釜卵うどんで冷やし大仏うどんをいただく。 非常にコシの強い麺で、麺の硬さを聞かれる。 私はこういうとき、「普通」がおすすめの硬さだと思っているので、必ず「普通」で頼む。 前にラーメン屋で「普通」ではなく「堅め」をおすすめしているラーメン屋があったが、自分のところのゆで方に自信がないのかと思った。 だが、この冷やしうどんは本当に硬い。 おそらく、温かいうどんと冷やしうどんと、同じ硬さで頼むと、同じゆで時間になるのだと思われる。 そのため、冷やしうどんの方がコシのある麺となって出てくるわけだ。 「普通」の一つ下にしても良いかもしれないと思ったコシだった。

鶴岡八幡宮の牡丹園 鶴岡八幡宮の紫陽花 鶴岡八幡宮

昼食の後は鎌倉へ戻り、小町通りをぶらぶらしながら、鶴岡八幡宮へ向かった。 私は小町通りのような雰囲気の商店街が好きで、ああいうところの路地裏に住み、歩いて駅まで行って通勤する、と言う生活もしてみたい。 鎌倉は車でまわるよりも、散歩をしたい街だと思う。

流石に小町通りと鶴岡八幡宮は、雨が降ってもそれなりの観光客が来ていた。 八幡宮の大銀杏周辺には、いつもリスが集まってきていたが、雨だったためか、いなかった。

この日の鎌倉の空は曇り空に通り雨だった。 きれいな花から雨の雫がぽたりと垂れた様子に、胸が打たれた。 そんな一日だった。

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