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コンピュータ: Microsoftが主要製品のAPIを公開

MicrosoftがWindows VistaやOfficeなどの主要製品のAPI公開したそうだ。 これは独占禁止法裁判への対策のためとのこと。 オープンソース開発者が利用しても法的措置は採らないと言う方針だそうで、従来よりも「オープン路線」に転換することになる。

また、上記とは別件になるが、Office 97以降のバイナリ形式のOffice文書の仕様を公開している。 こちらは、XMLベースの新仕様「Open XML」をISO標準にするにあたり、開示を複数の國の標準化団体から求められたため公開することになったようだ。 理由は異なるものの、結果としては従来公開してこなかった情報を公開することになった訳で、Microsoftの姿勢が変化していることを示している。

Web: MicrosoftがOffice Live Workspaceを発表

MicrosoftがGoogle Docs対抗のOffice Live Workspaceを発表したそうだ。 Microsoft Officeと言えばドル箱のアプリケーションだし、それをついにWebアプリケーションにするのかと思ったが、どうもそうではないようだ。 記事によると、ファイルの共有・閲覧・コメント付けが出来る(だけ?)らしい。 内容を編集出来るからこそGoogle Docsは便利なのだと思うので、この内容で「対抗」とはちょっと大げさなように感じる。

ただ、Microsoftがこうした方向にも開発を進めていると言うのは興味深いと言える。 Microsoftのことだから、編集機能まで含めた場合は完全に無料で提供することはない、というか出来ないだろうが、期間を区切って課金をする形でのサービスとしてなら登場するかもしれない。

Apple: Apple NumbersはMicrosoft Excelの代替となるか

先日発表されたばかりのAppleの表計算ソフトNumbersだが、ITmediaにExcelの代わりとなるかどうかの記事が掲載されている。 元々OpenOffice.orgのように代替を目指して開発されたものではないから、完全な代わりとして機能するとは期待していないが、やはりどうしても「どの程度なら」代わりになるのかは気になるところだ。

記事で指摘されているのは、Numbersがスクリプトに対応していないと言うことだ。 そこ以外は、問題なくファイルを開いて使えたようなので、VBAなどを利用していなければ良さそうだ。 私も仕事で集計などの作業にExcelを使うことがあるが、VBAは使っていない(使うほどでもない?)ので、きっとそのファイルはNumbersでもそのまま使えるのだろう。 他にはデータベース的な機能がないようだが、確かに業務内容によってはExcelの代替にはならない場合も確かに多そうに思える。 だが、個人用途と割り切って考えれば、スクリプトが必要な場面は少なそうだし、グラフなどが「美しい」と言うのは魅力的だ。

コンピュータ: StarSuiteがGoogleパックから無償で提供開始

Microsoft Office互換の無料スイートとしてはOpenOffice.org (OOo)が有名であり、私もMacではOOoをベースにしたNeoOfficeを利用している。 ところが、同じOOoベースながら有償だったStarSuiteが、Googleパックを通じて無償で入手可能になったそうだ。 StarSuiteにはフォントやテンプレートが含まれており、これも含めて無償で入手できるのはありがたい話である。 このためだけにGoogleパックをインストールするのでは考えてしまうが、私の場合は既にインストール済みなので、早速入手しようと思う。

Web: ソースネクストから無料Webオフィスソフトが登場へ

ソースネクストから無料のオフィスソフト「ThinkFree」が登場するとのこと。 Ajaxを利用したWebアプリケーションとしての提供で、ユーザー登録すれば無料で使えるようになる。 収入源は、広告・有料サービス(オフライン編集や大容量化)・パッケージ版販売としている。 特徴は、Microsoft Officeとの互換性の面で、Google Docs & Spreadsheetsに勝るとしている点。 確かに、画面を見るとMicrosoft Officeによく似ていて、移行してもすぐに使い始めることができそうだ。 画面が似ていることについては、既にOpenOffice.orgを取り扱いしている。法的リスクはないと考えていると、よくわからない主張をしている(記事の編集のためかもしれないが)。 この画面については、Javaアプレットを利用しているそうだ。

ThinkFree OfficeはMicrosoft Office互換ソフトの老舗として有名とのことなので、ソフトの品質としては期待できそう。 ただ、ふと気になったのがこのサービスがきちんと継続的に提供されるのかどうかだ。 Googleにしてもそうなのだが、SaaSのポイントは提供元が提供を打ち切ったらそこでおしまいになってしまう。 もちろん、ソースネクストに継続的な提供を期待しないわけではないし、Googleに絶対的な信頼をしているわけではないが、ふと気になってしまった。

コンピュータ: OpenOffice.orgに深刻な脆弱性が発見された

OpenOffice.orgに、システムを完全に乗っ取られる恐れのある脆弱性が発見されたとのこと。 対象バージョンは1.xと2.xと言うことで、それ以外のバージョンがあるのかどうかよくわからないが、とにかくOpenOffice.orgを使っている人は注意した方がいいようだ。 また、現段階で公式パッチは出ていないそうだ。 対応策としては「怪しいファイルは開かない」ことしかないらしい。

OpenOffice.orgはシステムの規模が大きいのである程度仕方がないとは思うが、こうした脆弱性の発見の後、対応までに時間差があるように感じる。 特に日本語版は通常のリリースもワンテンポ遅れるので、ますます時間差が大きい印象だ。 最近のバージョンで更新通知機能がようやく備わったが、今後もアップデートのしやすさは改善していってほしいと思うし、そうしないと脆弱性が存在するままで利用するユーザーが増えて、結局はOpenOffice.orgの評判を落としてしまうとも危惧している。 素早い対応を期待している。

Apple: Microsoft Office 2008 for Macの新機能

Apple: 2007年後半にUniversal対応のMicrosoft Officeが発売へ

現行のMS Office 2004 for MacはUniversalアプリケーションではなかったため、対応が望まれていた。 Microsoftは次期OfficeをUniversalアプリケーションとして、Intel Macにもネイティブ対応する予定らしい。 Microsoftからも公式発表が出ている。 記事によれば、このMS Office 2008 for Macでは、Windows版MS Officeとの互換性を重視しているが、Mac版独自のアプリケーションも含まれるとのこと。

Boot CampやParallelsでWindowsそのものをIntel Macで動かしている人にとっては、このOfficeを待つかどうかはちょっと複雑なところだろう。 というのも、Windows版Office 2007が1月末には発売されるのだから、これをWindowsでそのまま動かすのが、互換性の上でも一番問題がない。 もちろん、Officeのみが目的なら、Boot Camp または Parallels + Windows + Windows版Officeよりも、Mac版Office一つを購入した方が格安である。 だが、他のアプリケーションを使うなどの理由で、既にWindowsがをIntel Macで動かしているならば、互換性の点でWindows版Officeを購入した方が安全となってしまう。 まあ、Intel MacでWindowsを使う人はそれほど多くないのだろうが・・・。

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