IrodorI One-Poem World

Version 3.0.1mt Build

IrodorI One-Poem Worldでタグ AMD が指定されているエントリ

コンピュータ: AMDからRadeon HD 2000シリーズのGPUが発表

ちょうどひと月前に名称が明らかになっていたAMD Radeon HD 2000シリーズが発表された。 同シリーズはAMDとしては初めてDirectX 10に対応する世代のGPUとなる。 各モデルの詳細についてはITmediaの記事が詳しいが、MYCOMジャーナルの記事の表もわかりやすい

また、Radeon HD 2900 XTを、Radeon 1950 XTXとNVIDIAのGeForce 8800 GTXと比較した記事も早速掲載されている。 8800 GTXと8800 GTSと比較した記事もあるが、全体的にはGeForce 8800 GTXをやや下回る成績のようだ。 もちろん、ドライバのチューニングが成熟していない、価格的にはかなり安価、と言うことを含めれば、十分な性能のようではある。 価格帯や各パーツの性能の面では、2900 XT以上のハイパフォーマンスモデルも出現する可能性があり、今後の性能競争が期待されるようだ。

さらに面白いのは、NVIDIAからRadeon HD 2000シリーズの実装に異論が出ていることだ。 私は細かいことは良くわからないが、要はRadeonのアプローチより、GeForceのアプローチのほうが優れていると言いたい、ということはわかった。 これまではどうだったかわからないが、こうした発表を即座に出すと言うことは、NVIDIAも今回のAMDの新GPUをかなり警戒しているのではないかと感じられた。

コンピュータ: CPUとGPUの設計思想の違い

毎度のことながら後藤弘茂氏のコラムは技術的に詳しくて面白いが、「CPUとGPUの大きな違い」と題された記事も面白かった。 というのも、最近のGPUの処理能力の大幅な向上を見ていると、CPUの能力を超えてしまわないのだろうか?などと変な疑問を持ってしまったからだ。 CPUとGPUの構造が違うのだろうとは思っていたが、まさにその疑問にぴたりと答えてくれた記事だった。

記事によれば、CPUとGPUでは設計思想が異なっていて、CPUは複雑な命令を高速に実行することを目指している(目指さなければならない?)のに対し、GPUは複雑な命令は非効率でも良く、簡単な命令をより高速に実行することを目指しているようだ。 ただ、これはNVIDIAから出てきたコメントで、ATIと統合したAMDはまた別の、つまりCPUとGPUを統合させる道を目指しているようだ。 今後どうなっていくのか、興味深いところである。

前後の検索結果
前のページへ
次ページへ