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Web: Tech-Onは個人情報を収集しすぎ

日経BPの運営している、Tech-Onと言うサイトがある。 技術系のニュースが多く、私も興味を引かれて見に行くことが多い。 だが、記事は初めのいくつかの段落を除いて、会員登録しないと見られない。 これは、日経BP全体の会員登録とは別の登録で、日経BPのパスポートサービスに登録していても、さらにもう一段階の登録作業が必要で、ただでさえ面倒である。

しかも、登録の際に入力する「必須情報」に、生年月日に会社名や連絡先が含まれている。 もちろん、会社に勤めていない人もいることを想定して「その他」という入力も出来るらしいから、あまり個人情報を広めたくない人はそうすればよいだろう。 連絡先は勤務先か自宅の住所・電話番号を入力することになっている。 結構細かく聞いてくるので嫌になる。

これはいつも不思議なのだが、住所はおそらくDMを送っていた時代の名残なのだろうが、そもそも日経BPパスポートサービスとは、メールマガジンを登録するためのサービスだ。 それなのにDM送付用の住所を聞いてくるのはナンセンスとしか言いようがない。 電話番号に至ってはまったく理解不能としか言いようが無く、本当にその電話番号に電話をかけるのだろうだろうか。 これだけ迷惑電話・迷惑DM・迷惑メールと騒がれ続けてきたのに、電話番号を入力させるのは無意味としか思えない。

その一方で、個人情報流出のニュースや、「自分だけは大丈夫」が危ない、などと言う記事を流しているのだから呆れる。 Tech-Onはいつまで余分な個人情報を集め続けるのだろうか。

ちなみに、私の環境では、意を決して個人情報を入力しても、サーバーが応答しなかった。 おそらく、Caminoと言うマイナーなブラウザを使っているためだろうが、Mac OS Xではそれなりに有名なブラウザだし、標準技術への対応は悪くないはずだ。 技術者を応援するなどと謳うなら、もう少し考えたサイト作りをしてもらいたいものだ。

Web: Winnyと情報流出

THE・Winnyパニック」と言う特集記事がSAFETY JAPANに掲載されている。 個人からの情報流出だけではなく、会社や官公庁からの情報流出も新聞をにぎわせている昨今だが、それがどういう仕組みで起こっているのか、技術的・精神的な部分から解説している。 Slashdotでも、「金子氏、『Winnyから情報漏えいを防ぐのは技術的に容易』と語る」と言う記事が掲載されている。

私はとりあえず「精神的」な部分として、Part 2の「Winnyで漏らしてしまいました」のところを読んでみた。 「Winnyを使っているとどうしても情報漏洩させてしまう」と言う結論ありきの記事構成になっているが、Winnyがどういう仕組みかはなんとなく知っていたものの、どういうソフトなのか、ようやく理解できた。

現状でこれだけWinnyの利用リスクが叫ばれているのに、どうして情報流出が広まっているのか、不思議だったが、やはり、意識の低い安易なユーザーが多いと言うことにつきるのではないだろうか。 Winnyの技術的特性上、情報流出が止められないことや、巧妙化してきたウイルスのことなどを差し引いても、情報流出は流出させた人間の責任だと思う。 私は正直言って自分が流出させない、と言う自信はないからWinnyを使うのが怖い。 怖いから使わない。

仕事: 現在の日本は情報の重要性を理解していない?

日経BPのSAFETY JAPANに、「日本の情報収集活動はどこが抜けているのか」と言う、インタビュー記事が掲載されている。 軍事ジャーナリストの鍛冶俊樹氏にインタビューしたもので、第一回は日本の情報機関の弱さ、第二回は民間も含めた日本人が情報を大切にしていないことを指摘している。 現代のように高度に発展した情報社会では、情報を如何に得られるかが、何事にも重要になってきている。 今の日本に何が足りないのか、このインタビューが参考になる。

情報機関と言えば、Slashdotで、MI6が工作員募集の新聞広告を出した、と報じられていた。 日本でもそのうち、そんな新聞広告が掲載されるようになるのだろうか?

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