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: インドの30万円車が発表される

かねてより話題になっていたインドTata Motors社の10万ルピー(30万円)車であるが、現在開催中のモーターショー「AUTO EXPO 2008」にて「nano」と言う名前で発表された。 事前にはその価格は不可能、高速で走れないのではないかなどの意見もあったように思うが、最高速度の設定は105km/hとなっている。 ただし、価格の達成のためにエアコンを始めとする装備はかなり省かれているようで、30万円の車の利用が現実的かどうかは不透明なようだ。

一方、Bajaj Autoと言う会社からも、10万ルピー程度の価格を想定した「LITE」が発表されている。 LITEもnanoと同じく、RR車になっているそうである。 車のデザインは記事中にもあるように日本の軽自動車に近い印象を受けた。 内装の構成なども似ているそうで、そのためなのか、価格は10万ルピーよりは高くなってしまうようだ。

Tataの記事にあるスズキとの戦略比較が面白い。 従来からインドの小型車に強かったスズキは、その中でも高級化しようとしているそうである。 インドの経済成長を考えれば、自然な選択と言えるのだろう。 一方、Tataはさらに低価格を追求していると言うことで、利用者の拡大を狙ったと言うことだろうか。 インドの圧倒的な人口を考えれば、より低価格な車を出した方が数は売れるように思えるが、利益としてはどうなのだろうか。 今後どうなるのか興味深い。

登山: 金峰山・瑞牆山登山: 初日は瑞牆山

金峰山・瑞牆山へ

学生時代に何度も上って何度も味を占めた百名山が金峰山・瑞牆山だ。 駅からは遠いものの東京からは比較的近く、山と山の間の高低差はアルプス縦走に比べれば大きいが、中間にテントが張れる小屋があるのでサブザックでも登れる。 学生時代には春によく行っていたが、今回は秋に登ることにした。

学生時代と違うのはなんといっても車があることだ。 車で登山に行くと、縦走がしづらいと言うことはあるが、登山口までのアクセスは非常に楽である。 学生の頃は駅に泊まって早朝にタクシーで登山口まで、などということをやっていたから、体力的にも経済的にも決して優しくはなかった。 もちろん車もそれなりに費用はかかるし運転の負担はあるが、2人でも費用は電車+タクシーよりも割安になるし、運転そのものの負担は、個人的にはあまり感じなくなってきた。 しかも今回は3連休の前2日間で行くから、翌日のこともあまり考えなくて良い。

さて土曜日の朝に東京を出発し、瑞牆山荘を目指した。 三連休の初日と言うことと事故があったとのことで高速道路は混んでいたものの、予定していた時刻には山荘に到着した。 ここが登山口になっており、近くにある駐車場に車を停めて登山を開始した。 よい天気なので気分もいい。

富士見平小屋から瑞牆山へ

富士見平小屋までは荷物も全て背負っているし、最初の区間と言うこともあり息が上がりがちになるが、1時間弱で小屋に到着する。 早速テント泊の手続きを行い、とりあえず重い荷物は置いてサブザックで瑞牆山を目指した。

登り坂はそれなりにきついが、なんと言っても荷物が軽いので気楽である。 時折視界が開けているところもあり、たびたび後ろを振り返って景色を楽しみながら登って行く。

瑞牆山山頂(金峰山方面) 瑞牆山山頂(富士山方面)

山頂近くになると、山頂までつながる大きな岩が見えてくる。 この岩を回り込むようにして山頂まで登って行く。

山頂は四方が見渡せる非常に眺めの良いところである。 明日行く予定の金峰山や、遠くには富士山も見える。 天気も快晴、風もさわやかで気持ちよく、それほど広くない山頂は多くの人でにぎわっていた。 写真を撮りつつ、ここで買ってきたおにぎりを昼食とした。

山頂からは気分よく下って行くが、日頃の運動不足がたたってすぐに膝が笑う状態に。 しかし、やはり荷物が軽いことが幸いし、なんとか無事にテントまでたどり着いた。 早めに夕食として、翌日に備えてぐっすりと休んだ。

: モスクワの交通事情

今回の出張ではモスクワ市内を結構車で行き来していたのだが、すごい車の量だった。 ロシアの前身の旧ソ連と言えば社会主義国で、中国もそうだがものすごく広い幅の道をよく想像する。 確かに片側6車線というような道もあり、むしろ飛行機が離着陸することを考えているようだ。 だがむしろ、それ以上に車が走っていると言う印象であり、また、当然ながら幅の細い道もあるので、いたるところで渋滞している。 運転手さんの動きを見ていたら、いわゆる交通マナーなど存在しないと言うことがわかった。 信号は守られているのだが、スピード違反は当たり前、無理な車線変更や右左折はしょっちゅうで、歩行者優先と言う考え方もない。 私は幸いにして見かける事はなかったが、ひかれて死んでいる人もたまにいるらしい。

また、路肩への駐車も禁止されているところ以外は誰でも無料で駐車可能らしく、すさまじい状態である。 共有スペースに勝手に建物をたて、簡易ガレージを作ってしまう人も多いようだが、流石に最近モスクワ市内では禁止され、撤去に向かっているそうである。 無法地帯とは言わないが、日本の常識が全く通じないのは確かである。 あちこちに警察官が立っているのだが、何を取り締まっているのかはよくわからない。 ただ捕まると、車関係の書類一式に加え、外国人ならパスポートや滞在登録証の点検があり、なぜか必ず罰金と言うか袖の下を払う羽目になるらしい。 私の乗っていた車の運転手さんは流石はプロで、一度も捕まることはなかった。

路上には乗用車やトラックはもちろんだが、電線を伝って行くバスや、路面電車も走っている。 これらの公共交通機関はオランダでは最優先ということになっているのだが、少なくともモスクワではそんな風には見えなかった。 バスが発車しようとしても、なんとかその前に自分が行こうとする車がほとんどだった。 それほどまでに、モスクワの車は道路のキャパシティに比べて過剰なのだと思う。

走っている車は結構日本車も多かった。 トヨタ・日産・ホンダ・三菱・マツダなど、日本の乗用車は色々と走っていた。 また、現代やGM大宇など、韓国車もかなり走っていた。 興味深かったのはレクサスが比較的多く走っていたのだが、一番良く見たのがSUVのRXだったこと。 なぜなのだろう? 一方、いくら経済が好調とは言え、PorscheやFerrariなどの超高級車はほとんど走っていなかった。 Porscheは数台見かけたが、FerrariやLamborghiniに至ってはゼロ。 まあ、こちらは日本でもほとんど見かけないし、オランダでもまだFerrari一台見かけただけなので、こんなものなのかもしれないが。

日常: 中国のゴールデンウイーク

NBonlineに、「ゴールデンウィークを廃止せよ!」という過激なタイトルの記事が載っていた。 ただでさえカレンダー通りで、9連休、などという人をうらやましく思っていたのに、廃止なんてとんでもない、と思ったら、中国の話だった。 中国では、メーデーを中心にゴールデンウィークが形成され、やはり「黄金週」と言われているらしい。 人手が集中するのは日本と同じだが、人口が10倍なので、とにかく大変らしい。

建前上平等となっている中国で、色々なものが集中している実態について、コンパクトに言い表した部分があったので、下記に引用したい。

豊かになるのはいいことだが、一方でこの国は一党独裁の政治体制下、様々なことが「集中」しすぎている。 政治権力は北京に集まりすぎだし、経済機能は上海周辺に偏りすぎている。 お金は一部の富裕層に吸い寄せられ、人は農村から都市部に押し寄せている。 計画的に分散処理して社会的な効率を上げていかないと、早晩パンクするのは必至だろう。

人口の多さと集中過剰、日本に比べると中国の方がかなり極端だが、同じようなことは日本にも当てはまるのではないだろうか。 一人っ子政策の結果、高齢化社会の進行も、日本より深刻だ。 色々な問題が中国でどのように噴出し、どのように解決され、あるいは解決されないのか。 日本がどのようにしていくべきか、個人個人はどのように行動すれば自分への悪影響を低減・回避できるのか。 中国には色々なヒントが埋まっているように思う。

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