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朱紅い雫: PC98版英雄伝説IVの紹介

以下は旧サイトからの移行データ。 知らない人も多いと思うので一応解説しておくが、PC98と言うのは昔NECから発売されていたパーソナルコンピュータのシリーズ名で、Windowsが広まるまでは圧倒的な国内シェアを誇っていた。 当然ソフトウェアもPC98向けに発売されており、ファルコムのゲームもPC98向けが多かった。


1996年に日本ファルコムから発売されたRPGです。 ストーリー性を重視した英雄伝説IIIの続編として、IIIの時代の55年前を描いたお話で、人間の意志の強さがテーマだと私は思います。 IIIに引き続いたシリアスなストーリーに、フリーシナリオを組み合わせた自由度の高いストーリーが人気です。 また、RPGの一つの見所と言える戦闘も、IIIとは打って変わって自由度の高い戦闘システムとなり、コンバットアニメも魅力的でした。 ただ、下に書くフリーシナリオの問題点とマップのつくりの甘さ、IIIに比べたストーリーの弱さもあり、人気はIIIに及んでいないかもしれません。

ファンには高く評価されている「フリーシナリオ」ですが(もちろん私も好きです)、何故これがIVの人気へと直結しなかったのか? それは、主人公アヴィンやマイル・ルティス以外の個性的なサブキャラクターの存在が完全に無視されているからです。 フリーシナリオによってはサブキャラクターの存在が必須のものもあって良いのですが、だいたいのシナリオは誰がいても無視されて話が進みます。 自然、サブキャラクターへの思い入れは薄くなり、せっかくの多彩なサブキャラクターが単なるパーティー構成要員にしかなりません。 この辺はWindows移植版である新・朱紅い雫にてうまく再構成されると思っていました。 しかしストーリーは重厚となったものの、残念ながらパーティーは固定となり、自由度は消えました。

98版・朱紅い雫はWindows上にて完成された「ガガーブ・トリロジー」の原点の一つと言っても良いはずです。 しかしながら、日本ファルコムのサイトを見ても、その原点をたどることは出来ません。 以前はサイト自体は保存されていたのですが、現在では削除されてしまいました

ソフトもハードもほぼ流通していない今となっては、98版・朱紅い雫は過去のゲームとなってしまいました。 このページを見て懐かしく思い出してくれる人がいれば嬉しい限りです。

モバイル: 4色使えるQRコード、その名も「カラーコード」

QRコードの利用が広がりを見せているが、お隣韓国発の技術で、「カラーコード」と言う規格があるらしい。 4色で表現が可能で、パターンを絵や文字にして、機械だけではなく、人間にもわかるようにしたのが特徴と思われる。 日本でもすでに導入が始まっていて、フジテレビやTBSのサイトで、携帯電話用のコードリーダアプリがダウンロード出来るそうだ。

さてこの技術、確かに見た目は面白いが、まず利用が広がることはないと断言しよう。 もともと、携帯電話用として開発されたようだが、携帯電話での利用も広がるとは思えないし、それ以外への利用はまずされないと思う。 なぜそう断言できるのか。 理由は明確だ。

まず、致命的な欠点は、カラーであると言うことだ。 カラーであることはこのコードの特徴なのだが、それゆえに致命的だ。 何が言いたいかと言うと、カラー印刷は白黒に比べて印刷費が格段に高い。 これでは、流通現場では絶対使われない。 従って、携帯電話などの、カラーを使って差別化をおこなうような分野でしか利用はされないと予測できる。

また、規格上デザインできる、と言うのと、誰でもデザインできる、と言うのは別問題だ。 逆に、デザインしなければならないと言うのが敷居が高い。 デザインというのは万人が出来るものではないのである。 もちろん、だからこその差別化なのであって、誰でも出来るのなら差別化にならない。

企業ならデザイナーを雇うだろうが、一般の個人ならその技量程度のものしか出来ない。 かといって、企業だって、お金を出してデザイナーを雇うのなら、それなりの理由が必要だ。 それだけの魅力がこのカラーコードにあるのだろうか? 絵の中から他の情報が出てくると言うのは確かに面白いが、出てきた情報がURLと言うのは面白いのだろうか? 私には決定的な魅力がわからない。

まあ、否定的なことばかり書いたが、私の場合、こういう予想は大体外れるのである。 一般の人とは、ものの考え方が違うと言うか、ひねくれているところがあるらしい。 はてさて、今回の結果はどうなるだろうか。

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