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日常: 個人差の決定に遺伝子のコピー数も関連している?

東京大先端科学技術研究センターなどの共同研究で、遺伝子のコピー数が個人によって異なっていると判明したそうだ。 Slashdotでも、約3000個の遺伝子にコピー数の個人差、と言うストーリーが掲載されている。 これまで個人差と言えばゲノム上のSNPsにより、遺伝子の発現パターンや機能に違いが出ておこる、と考えられていたようだ。 今回の研究結果から、コピー数による発言量の違いにも原因がありそうだと言えるとのことだ。

基の論文を見ないと良くわからないが、遺伝子のコピーが複数存在したとしても、通常は発現パターンが異なる複数の組み合わせのため、複数存在してもそれが単純に発現量の増加につながるとはいえない。 ある程度の転写量になるとフィードバックがかかり、RNAiなどで逆に発現量が減少してしまう場合もあるはずである。 ただ、今回のように大規模にゲノム解析が出来るようになったと言うのは、かなりの技術進歩と考えられ、今後の解析が加速することが期待される。

大学にいたときは少なくともNatureはオンライン版が読めたので、こう言う面白そうな論文を実際に確認出来てよかったが、完全に離れてしまった今は、新聞などでしか確認できないのが残念だ。 新聞の記事はあくまで一般の読者向けに、用語も噛み砕いて説明しており、その分深い説明は出来ないし、間違った説明をしているときもあった。 今回の感想も推測で言っているに過ぎない部分もあり、こうした知識欲が満たされないのは悔しいものだ。

コンピュータ: Windows Vistaに足りないもの

ITproの記事に「現時点で判明した『Windows Vistaの欠点』を暴く」と言う記事が掲載されている。 やや古いビルドのWindows Vistaに基づいて書かれた記事であり、最新のビルドでは若干改善されているようだが、当初Microsoftが謳っていたVista(当時はLonghornと呼ばれていたのだろうが)の機能が、いろいろと削除されてしまったことを指摘している。 また、Vistaになって使いにくくなった部分なども書かれているが、使いやすさには個人差があり、また慣れによって改善される部分もあると思う。

記事に「Mac OS XのSpotlightを真似たことが明白なインデックス・ベースの検索エンジン」と書かれているが、私が使ったことのあるWindows 2000のころから、インデックス・サービスという機能は付いていて、それに基づいて検索することは可能だった。 このVistaに搭載されるという検索エンジンは、それとは異なるものなのだろうか?

OSの技術を革新することは、旧バージョンのOSと互換性が無くなると言うことだ。 前にもWindowsの互換性は非常に細かく設定されていると言う記事が掲載されたことがあるが、互換性維持のため、あまりに旧バージョンと異なる機能は実現できないことも多いのかもしれない。 Mac OS Xはそれまでのバージョンに比べて、全く異なった革新的なOSだが、旧バージョンのソフトウェアはエミュレーションという形でしか実行できない。 また、Intel Macへの移行も革新的だが、やはりソフトウェアの互換性はない。

Windowsの新バージョンには革新的な機能はあまり搭載されなかったが、Mac OSには革新的な機能がたびたび搭載されている。 Windowsならば昔のソフトウェア資産を利用できるが、Mac OSでは利用できないことがたびたび起きている。 さて、ユーザーとしてはどちらがよいのだろうか?

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