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コンピュータ: 2006年のネット界隈

昨年末のことだが、ITmediaに2006年を振り返る記事が掲載されていた。 ネットに関連する話題を中心にまとめているようで、携帯電話のナンバーポータビリティー(MNP)は私もオランダから注目はしていたが、上記の記事には書かれていない。 話題になっているのはライブドア、次世代DVD、次世代ゲーム機、SNS、YouTube、Web 2.0、など。 それ以外の話題の「男おやつ」も楽しく読ませてもらった記事だと記憶している。

個人的には次世代DVD、次世代ゲーム機は、事前にかなり盛り上げていた割には、規格の分裂や商品の供給不足もあって、メーカーが期待したほどの盛り上がりにはならなかったのではないかと思う。 特に「高機能化」に焦点を当てた次世代DVDやPS3に関しては、「今で十分」のような満足感や冷めた部分もあって、盛り上がりに欠けたのではないだろうか。

一方で良い意味でも悪い意味でも注目されたのはSNSのmixiだと思う。 株式公開により広く注目を集め、盛り上がっていたが、Winnyで起きた個人情報漏洩事件が飛び火した。 それが原因かどうかわからないが、mixiのアクセス数の伸びにかげりが見えていると言う記事もあった。

ネットからは離れるが、コンピュータ関連ではiMacとMacBook ProにはじまるIntel Macの登場と全シリーズの移行が大きな出来事だったと思う。 個人的にもMacBook Proを購入したので特に印象深い出来事だった。 今年も色々なニュースでわくわくしたいと思う。

モバイル: 結局あまり使われなさそう?なMNP

MNPの利用意向がある人の数が激減したとの報道があった。 新機種の報道などいろいろ合ったが、結局それくらいでは機種変更には至らないのだろうか。 まあ、私もその一人であるわけだが。 ただ、一方で、予想以上の利用者増で体力消耗と言う報道もある。 韓国では2001年からMNPが導入され、広告合戦など確かに体力消耗したようだ。 今、日本にいないので、実際の広告などがどうなっているのかさっぱりわからないが、結局日本ではあまり変化がないのだろうか。 せっかくだからサービス勝負してもらいたいのだけれど。

モバイル: MNPを利用しやすくするケータイ向けメールサービス

携帯電話から利用可能な無料のメールサービスが正式サービスを開始したとのこと。 注目すべきはMNP(ナンバーポータビリティ)を見据えて、ケータイ向けメールアプリも提供していることだろう。 私も以前MNPに対してどういう変化が起きるか、と考えたときに、アプリの提供をしたら良いと思ったが、ついにそれを提供するサービスが現れたわけである。 ただ、このサービス「mym.sg」の公式サイトを見てみると、どうも紹介の文章が若い女性をターゲットにしているのか、おかしな日本語を使っていて見る気がしなくなる。 せっかくコンセプトは面白いのに、残念である。

モバイル: NTT DoCoMoから新機種が一挙14機種発表

先日の13機種54種類と言うソフトバンクモバイルの発表を超える、14機種の新機種の発表をNTT DoCoMoが行った。 発表は主に903iシリーズで、一部SIMPUREと902iも発表されている。 さらに、703iシリーズの発表も控えていると言われていて、年内の新製品は20機種以上になるそうである。 私自身は特に魅力を感じる新機能などはないのだが、これだけの発表を見るとやはりDoCoMoは王者なのかと感じてしまうほどの強力な布陣だ。

ASCII24の記事でも最後に指摘しているが、本当にMNPでauにユーザーは流れるのだろうか。 前評判ではauに相当数のユーザーが流れると言われていたが、端末の充実具合から見たら、DoCoMoから離れる理由はあまりないのではないか。 逆に見ればDoCoMoはMNPに相当な危機感を持ってしっかりと対応策を考えてきたと言うことだが、auにはその分の慢心のようなものがあったのではないかと心配してしまう。 今期の新製品発表はいつもと異なりDoCoMoが最後となったようだが、これだけの自信があればこの方がユーザーに効果的にアピールできるだろう。

私がDoCoMoのポリシーで良いなと思っているのは、番号シリーズで統一した新機能があることだ。 例えば今回の発表では、メガiアプリやFelicaのバージョンアップなどが903iシリーズ共通の新機能になっている。 このように広い範囲の機種で新機能を持たせることで、それを生かしたサービスを広めやすいという利点があるし、ユーザーとしてもわかりやすい。 端末メーカーとしては大変かもしれないが、それ以外の部分での特徴づけを行うことになり、ユーザーとしてはより充実した端末を得やすいと思う。 これに対してauだが、少なくとも以前は新機種の発表もバラバラで、シリーズ番号も単に発売時期というだけで変えており、例え数字部分が同じでもメーカーが違えば機能は全く違うということも往々にしてあった。 現在のauにこう言う方針があるのかどうかよくわからないが、DoCoMo程の統一は取っていないのは確かだ。

また、DoCoMoには以前の5シリーズと2シリーズのように、機能グレード別に9シリーズ、7シリーズ、SIMPUREと揃っている。 以前auも行っていた5000番台、3000番台、1000番台と分けていたのだが、まず3000番台がなくなり、次いで1000番台もほとんど発売されなくなり、WINに移行して区別は全くなくなった。 グレード分けはユーザーへの機能が異なることのアピールには有効だと思うし、やはりauにはわかりやすさが足りないのではないかと思ってしまう。

いよいよ10月24日が近づいているMNPの開始だが、今回の新機種発表でどうなるのか、ますますわからなくなってきた。

モバイル: ナンバーポータビリティと決済サービス

番号ポータビリティの導入控え,NTTドコモが携帯決済市場で万全の体制にメド?とITproが伝えている。 ナンバーポータビリティの導入が今秋に控えているため、DoCoMoは少額決済サービスで顧客離れを抑える計画のようだ。 au側も対抗して同様のサービスを始める模様だが、DoCoMo側の準備がだいぶリードしているようだ。

私もFelica内蔵のW41CAを利用しているが、未だにこの機能を使ったことが一度もない。 普段は鉄道を使わない生活だし、お店にしても、Edyが使えると気がついたところは身の回りで一つもない。 大都市から設置されていくのは当然のことだが、なんとなく蚊帳の外に置かれている気分だ。 そんな部分に投資するなら、通話料などわかりやすい部分での勝負に出てきて欲しいと思う。 そういう風に考えている消費者は、大都市圏に住んでいる人の中でも多いと思う。

ソフトバンクが買収したVodafoneが、Yahoo! BBよろしく価格勝負に出てくる可能性は高い。 ならば、たまには先制攻撃を仕掛けてみる気はないのだろうか。 航空会社もそうだが、安値をアピールするライバルが現れたとたん、狙い打ちして価格を下げるなど、消費者のことを考えて始めたサービスとは思えない。

もちろん、結果として消費者のためになるサービスになれば文句を言う人は少ないだろう。 だが、そういうサービスを初めからおこなえば、そのサービスに納得し、採用する人は増えるはずだ。 そう言う意味で、VodafoneのLOVE定額は、非常によいサービスの提案方法だと思う。 やはり、ソフトバンク・Vodafoneがナンバーポータビリティの台風の目となりそうだ。

モバイル: ナンバーポータビリティはどうなるか

SAFETY JAPANに、大前研一氏の連載があるのだが、携帯電話のナンバーポータビリティを話題にした、「2006年、携帯電話各社の攻防が激化する〜目が離せない携帯電話業界三国志〜」と言う回があった。 SAFETY JAPANは安全・安心・セキュリティに関係する話題を集めたサイトで、なかなか面白い連載が多い。

携帯電話のナンバーポータビリティとは、携帯電話のキャリアを替えても電話番号はそのまま引き継ぐことが出来るサービスである。 上記の記事は、企業のリスクなどがテーマのため、新規参入事業者や、ソフトバンクの戦略について話が進んでいるが、私は、ナンバーポータビリティによって、どんな変化が起こるかを考えてみたい。

記事中でも指摘されているが、このポータビリティは、あくまで電話番号に限った話で、メールアドレスは持ち出せない。 考えても見れば、番号はただの番号だが、メールアドレスにはドメインが含まれている以上、サービスを提供するキャリアと不可分なのは当然だ。 だから、記事では若い女性では移行は起きない、としている。

私は、当初「本当にそうか?例えば転送サービスがあるではないか」と思ったが、転送サービスのメールアドレスを他人に教えて運用するには無理がある。 いくつか理由を挙げてみよう。

  1. 元々の携帯電話のメールアドレスを、一度転送サービスのアドレスに変更した旨を、知り合いに伝えなくてはならない。 これでは結局キャリアを変更したときと面倒は同じで、しょっちゅうキャリアを変更するつもりがあるのなら話は別だが、そう言う人はまれだろう。

  2. 転送サービスのメールアドレスからメールを送信できない。 これは結構致命的だ。 結局、新しいキャリアのメールアドレスから送るのであれば、次の返信は転送サービスのアドレスではなく、新しいキャリアのアドレスに来るだろう。 これでは転送サービスを導入した意味がない。

    標準でPOPやIMAPを使える携帯電話があれば、この辺の問題もスムーズに行くのだろうが、PHSならまだしも、携帯電話にそう言う機能はなさそう。

と、ここまで考えてまた思いついた。 IMAPを使えるWebメールはあるのだし、いっそのことアプリで実装してはどうか? いやいや、自分のキャリアへユーザーを引き込むための魅力ある機能として、各キャリアが標準機能として導入をしはじめたらおもしろい。 ユーザーは、キャリア以外の業者が提供する、メールアカウントを契約して、そこを携帯電話のメールアドレスとして利用する。 こうすれば、変更は一度だけで済むし、その後は番号もメールアドレスも気にすることなくキャリアの変更が出来る。 いっそのこと、総務省命令で、キャリアを超えたメールアドレスを提供できるようにしてはどうか、と言った妄想までふくらんできた。

いずれにしても、ナンバーポータビリティはキャリア各社にとってもビジネスチャンスだし、他社にとっても、関連したサービスを投入するチャンスになるのではないかと思う。 私はauから変更する気は全くないが、どんな変化が起きるのか、興味は尽きない。

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