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モバイル: auに期待したい2009年の携帯電話業界
2008年は完全につまずいたau,迷走からの脱却に注目と言うコラムがITproに掲載されていた。 私はauの携帯電話を使い続けており、おおよそ2年以内の頻度で機種変更してきた。 しかし、ここ最近では2年以上機種変更していない。 まず現行の機種に決定的な魅力を感じないし、料金体系もフルサポートとかシンプルとか言い始めた辺りからなんだか良くわからないし、不利になったような気がして、変更する気が起きないのだ。 この辺りは悪循環になっていて、興味が持てないから調べようとしないし、余計に良い印象が感じられない。
現行の機種(W41CA)に対する不満は、実のところそれほど大きなものは無い。 単純に使い続けているために、塗装がはがれてしまったり、電池の持ちが悪くなっている気がしてしまったりしているだけだ。 ワンセグには興味が持てないし、GSM対応のグローバルパスポート端末がソニー一択なのも気に入らない。 いっそのことスマートフォンが出てくれば変更してみようとも思うが、auは法人向けしか考えていないようだ。
上記のコラムによれば、販売方法・端末開発の方針に迷走(auらしさがない?)が見られ、docomoからは顧客が奪えず、ソフトバンクからは奪われている状態のようだ。 端末については方向性がはっきりしないな、と前から思っていたが、販売方法もフルサポートとシンプルとで迷走していたとは気づいていなかった。 (言われてみればそうだった、と思ったが。) なるほど、と思うと同時にやっぱりな、と言うのが正直な感想である。
コラムの筆者のアナリストもこの状況をいかに立て直してくるかに注目している
としている。
筆者の期待はFMC(固定電話と携帯電話の融合)にあるが、私は1ユーザーとして、auのサービス・端末に再度期待したい。
私自身の期待に根拠は無いが、2008年に低迷した危機感から、何か違ったことをしてきてくれるのではないかと思う。
今使っている端末の電池の性能がいよいよ悪くなる前に、早くなんとかしてほしいものだ(笑)。
モバイル: ドコモがGoogleと提携、auとソフトバンクが春モデル発表
旅行記を書いている間に、携帯電話各社の動きがいろいろあったようなので、記事をまとめておきたい。 全体としてソフトバンクの(一部)端末のインパクトが非常に強い印象。 auも新しいことはやっているのだが、私にとってのインパクトはやや小さい。
auの春モデル発表
- au、2008年春モデル10機種を発表
- ハイエンド端末のコンセプトは「ワイヤレスミュージック」「au Smart Sports」「有機ELディスプレイ」
- au Smart SportsとしてRun&Walkアプリを提供
- 防水ワンセグ+EXILIMケータイ相当カメラ W61CA: W41CAユーザーとしては気になるペンギンも搭載
- 世界初の3インチ有機ELディスプレイ、ただしSAらしさは薄め W61SA
- KCP+対応のCyber-Shotケータイ W61S
- ついに出たGSM対応端末 W62S
- 「グローバルパスポートGSM」でGSMローミングに対応、料金も値下げ
- 背面に電子ペーパーディスプレイを搭載 W61H
モバイル: DoCoMoの2007年秋冬新モデル
DoCoMoから、携帯電話3キャリアの中では最後の秋冬モデル発表があった。 905i/705i合わせて23機種の発表で、「欲しいケータイがきっとある」と言うだけのことはありそうだ。 新機種のテーマは「世界」「映像 エンタメ」「便利」「安心」とのことで、私が気になるのは「世界」と「便利」。
「世界」とは905iシリーズ全機種が対応するGSM/3G方式での海外ローミングのことのようだ。 世界154カ国で、日本人の渡航先の99.8%をカバーしているそうだ。 通信方式が異なるなどの難しさはあるだろうが、auにも早く頑張ってもらいたいところだ。 一方の便利については、地図アプリが標準でインストールされるなど、auのEZナビウォークへ本格的に対抗しようと言う意図を感じさせられる。
端末については縦にも横にも開くというP905iが気になるところ。 VIERAやAQUOS、Cyber-shotなどの家電ブランドの名称をつけた端末が多いのも面白い。 これまでソフトバンクが力を入れていた印象がある薄型についても、9.8mmの厚みのμシリーズや、FOMAワンセグで最も薄い12.8mmのP705iなど、ドコモもさらに力を入れてきたように思える。 今後のMNPはどのように推移するだろうか。
モバイル: auからGSM対応端末が発売へ
オーストラリアでCDMA網が停止し、GLOBAL PASSPORTが使えなくなると言う報道があった。 日本のauと同じ、CDMA2000 1xやEV-DO方式を使っているが、現在はDoCoMoのFOMAでも採用しているW-CDMA/HSDPA方式の整備を進めていると言う状況らしい。 auの担当者にとっても複雑な気持ちだろう。
GLOBAL EXPERTによって別途GSM端末を用意すれば、今後もオーストラリアでローミング出来るようだが、気になるのは記事の最後に書いてある、2008年春をめどに、GSM対応のau携帯電話を発売する予定がある
と言う部分だ。
これまでは専用端末でCDMAエリアで利用するか、別途GSM端末を用意しなければ海外ではローミング出来なかったが、GSM対応端末が発売されればかなり便利になる。
これは期待したい。
Apple: 3G版iPhoneが2008年1月に登場するとの噂
Macカテゴリーでもないような気もするが、iPhoneの3G版が2008年1月にも登場するとの噂が出ているらしい。 iPhoneはGSM/EDGEと言う欧米で使われている第2世代の規格にしか対応しておらず、第3世代(3G)対応を望む声が出ていた。 特に日本ではGSMが全く使えないので、3GにならないとiPhoneが使えない状態だった。
例によってキャリアはau以外のどちらかになりそうな気配なので、あまり期待はしていないのだが、3G版が出ればiPhoneがますます魅力的な端末となることは間違いない。 ただ、同じようにタッチスクリーン型の端末は各社から出てきているから、Appleものんびりしていると商機を逃すことになるのではないかと思う。
モバイル: ハイスペックWindows Mobile 6端末、東芝G900
3GSM(GSMの3G)の大会で発表されたと言う東芝のG900はかなりハイスペックなWindows Mobile 6端末らしい。 まず3インチワイドVGA液晶と言うところが目を惹くし、通信機能もHSDPA、WiFi、Bluetoothと充実。 発売されたばかりのWindows Mobile 6搭載と言うところも魅力的。 しかしこの端末、日本ではソフトバンクモバイルからの提供となるらしい。 ちょっと心動かされる・・・。
Apple: 実は未解決だったiPhoneの商標権問題
AppleによるiPhoneの発売前に、CiscoからiPhoneが発売されていた。 Ciscoの商品はVoIP製品、Appleの商品は携帯電話、と若干異なるもののMacworldでの発表に至っていたので、てっきり商標については解決済みだと思っていた。 だが、商標問題は実は未解決だったまま、Macworldでの発表に至っていたようだ。
Appleの主張では、AppleのiPhoneは携帯電話であること、VoIP製品ではiPhoneと言う名称は他にも使われているので問題ないと言う考えのようだ。 「GSMがあるのでVoIPは必要ないと考えた」と言うAppleの主張も、じつはこの商標問題が裏にあったのではないかと思えてくる。 ただ、Ciscoの持つiPhoneの商標が、VoIP製品にとどまらず、携帯電話にも及ぶのだとしたら、Appleは使用許可を受けなくてはならないはずだ。 CiscoもVoIP製品のみで商標を取得しているとは考えにくく、今後どうなるかが興味深い。
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